6章 最強の侍四天王
「次の任務が決まった。打倒三帝は一時延期だ。」
「次の任務は何なの?」
「大和帝国州の竹島の奪還だ。大和帝国州の竹島が日本幕府の侍四天王の一人に侵攻されて落とされたそうだ。そこを奪い返すのが次の任務だ。」
「竹島だって?!あの強豪を陥落させるとは…。手強い敵になりそうだな…。」
一督戦隊は竹島で攻撃を開始した。
「空円斬!!!!」
「炎雷弾!!!」
「気炎放射!!!」
一督戦隊は日本幕府軍の軍勢に攻撃を開始した。すると侍四天王の一人が出てきた。
「僕は五郎丸五郎丸である!最強の侍四天王だ!!!」
「お前が竹島を落とした侍四天王の一人か!」
「僕は侍四天王最強だ!お前たちでは僕を倒せない!赤!葵!行くぞ!」
側近の赤井赤と青井葵が五郎丸とともに向かって来た。
「いくわよ!!!食らいなさい!」
「死になさい!!!!」
赤と葵がドリル状のエネルギー波を繰り出した。一は第二形態・第三形態へと変身しエネルギー波を葵に跳ね返した。葵はエネルギーのドリルに飲み込まれて消滅した。
「やるわね!」
赤はそう言うと同時に一のパンチを胸に受け瞬殺された。一は第二形態に戻った。
「厄介な側近は片づけた!後は大ボスだけだ!」
「雑魚どもを片付けたぐらいでいい気になるなよ!反逆者の処刑ぐらい僕一人でも十分だ。」
五郎丸はエネルギーを練って刀を具現化させた。武器の使用は禁止されているが、エネルギーを練る事で具現化させた物は本人の努力のなせる賜物と認められ、格闘技で使用できるのだ。
五郎丸はエネルギーの刀で切りかかる。直樹と一は刀手で応戦した。
「空円斬!!!」
直樹は五郎丸の刀を受け止めながら、空円斬を放った。五郎丸は一旦引き、空円斬を切り裂いた。それと同時にエネルギーの刀を直樹に投げつけた。直樹の足に刀が突き刺さった。
「うがあああ!!!」
一は丸腰になった五郎丸に切りかかった。しかし、五郎丸は直樹に刺さった刀を気合いで引き寄せて、一の攻撃を受け止めた。
「はあああ!!!」
「くうう!!!」
五郎丸は一を弾き飛ばした。そして五郎丸は一を滅多刺しにしようとした。一はその全てを刀手で受け流した。
「なかなかやるな!」
「そっちこそ!」
「空円斬!!!」
ハルヒの回復術で回復した直樹が応戦した。
「こんなもの!」
五郎丸は片手で空円斬を受け流した。そして一に切りかかった!一は弾き飛ばされた。
「ならば、これでどうだ!?」
一は一か八かの試しに刀を具現化させてみた。
「エネルギーの刃はにわか仕込みで使いこなせるほど甘くないぞ!」
五郎丸の斬撃で一の具現化した刀は粉々に折れてしまった。
「くぅ!もっと集中して練らねば…これでどうだ!!!」
一は具現化した刀で五郎丸に斬撃した。五郎丸は刃で受け止め、一の刃は欠けてしまった。
「これならいける!!!」
「この短時間で刀の具現化をここまで使いこなすとは…だが、完璧には使いこなせまい!」
一は第三形態に変身した。そして、再度刀を具現化させた。
「何度やっても同じだ!!!いくら才能が有ろうともなんの訓練もなしに、刀の強度を完璧に精錬させることはできん!!!」
一と五郎丸は剣戟した。すると今度は五郎丸の刀が斬り落とされ、一はそのまま五郎丸の身体を切りさいた。
「そんな!!!!」
五郎丸は絶命してしまった。
「確かに刀を完璧に具現化する事は出来なかった。だが85%ぐらいまでは即興でも具現化できた。後は二つの力の珠を具現化した刀に移動させるだけさ。85%もの強度があれば力の珠で強化し完璧以上のパワーアップさせられる。」
「やったな!一!」
「やっぱ一は凄いや!」
一督戦隊は日本幕府軍の残党たちも蹴散らし、竹島の奪還に成功した。
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