24「男達は行く」

 研介とジェイムズは、アイツと共に下に落ち、着地した。

 「ここは…」

 そこには何かの機械や、カプセルのような物があった。

 「間違いない、僕が、生まれた場所。」

 アイツは研介達の方を向く。

 「おっと、話している時間は無さそうだ。」

 アイツは研介を殴った。

 研介は避け、アイツの頭に爆弾を設置する。

 離れて、起爆した。

 アイツの頭の甲羅のような物が少し剥がれた。

 「どうやら、少し効いたようだな。」

 研介とジェイムズは構え、その部分を狙い撃った。

 アイツは怯む。

 「よし、効いてる。」

 「このまま行くぞ!」

 アイツは素早い速度でジェイムズを掴んだ。

 そのままアイツはジェイムズを殴った。

 ジェイムズは吹っ飛び、機械に当たった。

 「ジェイムズ!」

 ジェイムズはゆっくりと起き上がった。

 アイツはジェイムズを殴った。

 ジェイムズはギリギリの所で避けた。

 機械が破壊される。

 研介はアイツに向かって行った。

 足に何かぶつかった。

 それは死体の下にあったロケットランチャーだった。

 研介は死体をどけ、それを取った。

 「こっちだ!」

 研介は銃を構え、アイツを撃った。

 アイツは研介に向かって行った。

 ジェイムズはその隙に逃げた。

 アイツは、腕を前に伸ばした。

 「来い!」

 研介はロケットランチャーを構えた。

 アイツは素早い速度で研介を殴り、それと同時に研介はロケットランチャーを撃った。

 両方当たった。

 甲羅のような物は肩ぐらいから上は剥がれ落ちていた。

 研介は吹っ飛び、壁に当たった。

 研介はゆっくりと起き上がり、銃を構えた。

 もう一度アイツは殴った。

 その前にジェイムズはアイツを蹴り飛ばした。

 「うおおおおおお!」

 研介とジェイムズは銃を撃っていった。


 しばらく撃っていると、アイツは固まった。

 そして内側から破裂した。

 辺り一面に血と、肉と、甲羅のような物が飛び散った。

 「終わったのか。」

 「そう…」

 研介とジェイムズは椅子に座った。

 「ここはどうゆう所なんだ?」

 「僕が、作られた、場所。」

 「それ以外は?」

 「知らない。」

 「そうなのか、さて、大斗さん達も終わったと思うし、行くか。」

 「分かった…」

 研介達は1階に向かった。


 大斗達の所に行った。

 「終わりました。」

 「大丈夫か?ジェイムズ!」

 「う、うん。」

 「さて、どうしましょうか?」

 「そろそろかな…」

 その時、移動用ヘリコプターが研介達の頭上を通った。

 無線が大斗に掛かった。

 「どうも、こちら伊達です。」

 「ヘリのなかにいるのか?」

 「ええ、付いて来てください。」

 「分かった。」

 研介達はヘリコプターに付いて行った。


 広い場所に着いて、ヘリコプターが着陸した。

 正義と蒼は降りた。

 「優理さん、持ってきましたっす。」

 「蒼さん!?操縦なんて出来たんですか?」

 「副業っす!」

 「いや本業ですが!?」

 「いいツッコミっす。研介さん。」

 「ところで、これからどうするんですか?敵を追うなら追って、残るならサービスエリアに行きます。」

 「どうするんだ?皆。俺は行くぞ、あいつ等は許せない。」

 大斗は聞いた。

 「俺も行くぜ、段々楽しくなってきた。」

 信太は言った。

 「僕も、行く。あいつ等、敵。」

 ジェイムズは言った。

 「ええ、行くわ。怪我したら誰が治すのよ。」

 愛美は言った。

 「行くよ。行ってやる。」

 優理は言った。

 「もちろんです。どこまでも付いて行きます。」

 舞は言った。 

 「私の近接格闘がどこまで通用するか、試したいんです。」

 龍一は言った。

 「知りたいんです。この事件の、真相が。」

 研介は言った。

 「決まりですね、送っていきます。蒼!」

 「はい。それでは1時間後に出発します。弾は積んであります。」

 研介達は準備をし始めた。


 1時間後。

 「準備は良いっすね。行きますよ。」

 「分かった。行きましょう!」

 ヘリコプターは夕日を横切って行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る