第7話


今日は1日バイト


オカノさんは今日、来るだろうか


来たらどうなんだと聞かれたら分からない


でも、本当にオカノさんが夢のあの女の子なのかを確認したい


初めての不思議な体験に、少しの興奮と好奇心を抱いていた


バイト先に行くと、休憩室で見覚えのある後ろ姿を見つけた


華奢な体とショートの髪ですぐに分かった


話しかけるのは、やめた


別に仲良くなりたいわけじゃない


ただ気になる


オカノさんを観察しやすい所に椅子を持って行って座った


自分のやっていることが気持ち悪すぎてやめようかと思ったが、好奇心に負けた


それからすぐ気付いたのだが、オカノさんはこの猛暑の中、長袖の制服を着ていた


ここのバイトの制服は、半袖と長袖があって、夏場はみんな半袖を着ている


オカノさん、暑くないのだろうか


女の子は、冷え性が多いとかよく言うから、そのせいなのかもしれない


そう思うとすぐどうでも良くなった

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