第3話じゅごん

泡になった人魚姫


泡になる覚悟はできていたのに


貴方は人間…アタシは人魚


覚悟が足りなかったかな?なんて後 で悔やんでも


それは今しか解らない


泡になるその瞬間


貴方への思いが溢れでて…



じゅごん

人間は人魚伝説の本ととなったんだって


じゅごん 実らぬ恋のなれのはて


どう言われようとも…

どう思われようとも…


アタシの鈍く痛い思ひ出は底にいます


其処にいます

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