第2話 夢なんて無い

生活はアルバイトで何とかしている

基本的に家から出たくは無いが、生きていくにはお金が必要だ

週五日、工場のラインで車の部品を組み立てている

機械は話さない

人が苦てな自分には良い環境での仕事だと思う


仕事も一人、休憩時間も一人、どこでも一人


朝の目覚めから日が落ちる時間まで

話すのはいつももう一人の自分


願うのは、自分が歩くスピードを妨げる出来事が起こらないようにと思うだけ

仕事を終えてアパートまでの帰宅道

心地良い風を受けている瞬間だけが「生」を感じる


さて今夜は…

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水曜日 湖国人 @pagu1800

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