第66話 あいさつ

「んにゃ…」


 寝てた。


 ここはさばんなちほー、ジャパリバスの中。

 時間はもうすぐ朝、空は青白く太陽が昇るのを今か今かと待っている。


 昨晩かばんちゃんと… あ、俺の彼女です。


 昨晩“彼女”のかばんちゃんと、ジャパリマンを探しに行ったサーバルちゃんを待ってたらうとうとして寝ちゃったんだ。

 サーバルちゃんの姿が見えないけど、すぐ側にジャパリマンが二つ置いてあるということは、どうやら気を使わせてしまったらしい。


 それはそれとして、俺の肩に寄りかかり優しく手を握りながら寝息を立てる天使がいるんだ…。


 あぁなんだぁ~!俺の“恋人”のかばんちゃんかぁ!どちらにせよ天使じゃないか!なんだいその無防備であどけない寝顔は?俺を試しているのかい?うーがおー!べちゃうぞぉー!


「ん…」


「ッ!?」ビクッ!


「スー…スー…」


「ふ~…」


 というように、同意も無しに変なことをして彼女を起こしてしまったら今後の関係に関わる、耐えるんだ。


 そう、彼女がどんなに愛らしくても。


 人生は我慢の連続、今までに比べれば幸せな我慢だろう?ここは努めて紳士にいこうじゃないかとそう思う。


 ほら寝起きって困るだろ?朝って大変なんだ… ね? 





 しかしだ。


 俺はジ~っと隣のかばんちゃんを見ていた、俺の肩にトンと預けている頭にはいつも被っている帽子は無く、ややウェーブがかった黒髪が全体的に露になっている、フツクシイ。

 その髪は初めて会った時より少し伸びている、ロングのかばんちゃんというのもいつか見てみたいと思うなぁなんて冷静に考えてみる。


 それにしても、こうして冷静に見ても可愛い寝顔だ、ほっぺツンツンしてみたい。


 よしやってみよう。←即決


プニプニ…

「んん…」


 わぁ柔らか~い!←ほっぺです


 なるほど、押しくらまんじゅう押し愛へし愛♪って感じだね。←フルル感


 さてと… ほとんどの時間この状態だったので今更だが、座ったままの姿勢では体を痛くしてしまう、寝るときは横になるべきだ。

 

 俺はいいけど、彼女はすぐそこのサーバルちゃんベッドに移動してあげよう、起こすかもしれないが別に下心も無いし許してくれるだろう。


 ところで普段二人はどう寝てるのかな?サーバルちゃんだけがここを使うとも思えない、優しい彼女が寝心地の為だけにここを独占はしないはずだ。


 むしろ共有したがるはず…。


 つまりかばんちゃんとサーバルちゃんはここで身を寄せあって眠っているのか?


 なるほどこれが尊い… というやつか。


 ってそんなんいいから運ぶか!失礼しますよ~?…っと。


 うん、やっぱり軽い。

 

 なるべく丁寧に、もちろん起こさないようにグッと彼女を持ち上げた。


 これはお姫様抱っこだ、かばんちゃんは俺のお姫様なので間違いじゃない、つまりこれはどういうことかと言うと、俺はとうとう本当のお姫様だっこをしたということで…。←暴走中


「うんん…」


「ごめんね?」小声


 と… おや?


 起こしたかな?と彼女の顔に目を向けた時だ、今のは気のせい?寝惚けてるだけ?


 一瞬目が開いたような?急に動かしたから起きたけど寝惚けてまた寝たのかな?ま、いいか… 今は寝てるのだし。


 ゆっくりと彼女をベットに降ろし、そっと自分の腕をよける。


 これでよしっと。


 帽子は隣に置いておこう、それから俺の上着をも掛けておこう、さばんなちほーと言えどもこの時期夜から早朝にかけて少し肌寒い感じはするようだ。


 上着を毛布のように彼女に掛けてやり、俺はそのまま隣に腰かけた。


 起きる気配は無い、よほど疲れていたのか俺の隣に安心してくれたのか… とにかく今は普通に眠っている、穏やかな寝顔だ。


 起こしてしまいそうだが、俺はついつい髪を撫でていた、ツチノコちゃんとはまた別系統だが彼女の髪もフワフワしてて好きだ。

 あまり触り続けていると起こしてしまうだろうか?それは可哀想だ、それに寝顔だってもう少し眺めたい。



 でもこうしてジーっと眺めていると…。


 彼女の唇が気になって…。




 この時、わるーいホワイトライオン丸は思いました。

 

 さぁほら!ヤるでありますよ!

 プレ…軍曹!ウジ虫の自分にはできないであります!

 これは“挨拶”であります!なにもおかしくないでありますよ!

 しかし軍曹!寝ている相手の唇を奪うだなんて…!

 ただの挨拶に何を悩んでいるでありますか!とりあえず!突撃でありまーす!


 さ、サー!イエッサー!




 そう挨拶挨拶… 挨拶だからこれは?起こしたら「挨拶だよ?」って言おう。


 その柔らかく潤いタップリな彼女の唇が俺を惑わせた、発情期でもないのに欲しくて堪らないのだ。


 キスがしたい。

 

 不意にそんな衝動が全身を駆け抜ける、ドラマやなんかで「吸い込まれるようについ…」とか言うことがあるけれど、正にちょうどそんな感じに俺も彼女の唇に引き寄せられていった。


 俺は少し身を乗り出して彼女を上から見下ろした、彼女の顔の横に手をつき少しだけ覆い被さるような体制になると、ゆっくりとその唇に向かい己の顔を近づけていく。


 胸の高鳴りはこれまでにないほど凄まじいことになっている、今この空間でもっともうるさいのは俺の心臓だろう間違いない。

 きっと起きてたらかばんちゃんにもこの胸の高鳴りが聞こえているはずだ…。

 全部君が魅力的なのが悪い、き~み~に~ほらLOVEずっきゅん♪


 あと数センチ、ほんの数センチで俺と彼女の唇が…。

 


 


 というタイミングには、大抵横槍ってやつが入る。





「オハヨウ シロ」


「いっ!?」


 何!?ラッキーか!?


 その時俺は驚いてかばんちゃんからいっきに距離をとってしまった。


 失念していた、俺は今二人きりでは無かったということを… やれやれまったく心臓に悪い。


「こ、声が大きいよラッキー!」小声


「オハヨウ シロ」小声


「はぁ… うん、おはよう?」小声


 むぅ… いいとこだったのに、タイミング最高だぞラッキー?まさか狙ってたのでは有るまいな?


 やっぱり悪いことって見られてるんだろうか?あいわかった、こんなズルしないでちゃんと起きてる時にちゃんと聞いてから事に及ぶことにします。


 しかし、これによりなんともばつが悪くなってしまったので俺は一旦バスを降りることにした。


 空は黄金の朝焼け、まさにサンライトイエロー…。


 今まさに夜明けが始まろうとしていて、地平線の向こうから太陽がチラリと覗き始めている、恋人の隣で目を覚まし空も美しい。


 なんて気持ちのいい朝なんだ。


「はぁ… ドキドキした」


 ごめんねかばんちゃん、恋人なんだと認識してしまうとなかなか我慢が難しくなってきたよ、でも俺がこんなことをするのは君だけだからどうか許してちょ?


 少し体を動かして落ち着くか…。


「ラジオ体操第一ぃ~うぃーっす…」





 一方車内では…。


「ひどいですラッキーさん…」


「オハヨウ カバン」


「もう…」ムスッ


 もうちょっとだったのに…。

 こんなことになるなら寝るときはラッキーさん外しちゃおうかな?



 時に女性の方も期待していることがあるのだ、押し付けるようなことをするべきではないが、強引になることも必要なのかもしれない。






 日が登り始めた。


 サバンナの草原を太陽が照らす朝、今はまだサーバルちゃんも起きる前だが、どうやらその前にかばんちゃんは起きてきたようだ。


 彼女は丁寧に俺の上着を持ってこちらに歩いてくる、可愛い。


「おはよう、よく眠ってたね?」


「おはようございます、あとこれ… ありがとうございます?」


 眠そうな目を擦りつつ、彼女は照れ笑いを浮かべながら上着を俺に手渡してくれた。

 そんな彼女の顔をジッと見つめている俺だったが不意に先程のことが頭に巡る。

 

 挨拶…あいさつ…アイサツ…aisatu…。


 そう、とにかく早朝のことが不完全燃焼でならなかったのだ。


「シロさん?」


「なに?」

 

「あの… そんなに見つめられると僕…」


 スッと帽子を顔の前に持ってきて隠れてしまう彼女、帽子で顔を隠すのはクセだろうか?目はキョロキョロと泳いでいるのが見える。

 

 待てよ?これはもしかするとだ?


 このキョロキョロは周囲に人がいないか確認していて、俺がそういう雰囲気を出しているのが彼女にもわかっているのではないか?


 つまり… キス待ち!?←暴走


 わる~いホワイトライオン丸は思いました。


 今であります!まずは優しく肩を抱くのであります!

 しかしプレー…軍曹!思い込みの可能性が!

 だったとしても!挨拶なので問題ないでありまぁーす!


 さ、サー!イエッサー!





 そして俺は彼女の肩に優しく手を置きジッとその目を見つめ直した。



「は、あ… あの…?」




 


 シロさん、なんだか積極的…。


 あ、さっきの続きですか?でも面と向かうとまだ心の準備が…。


 こんな時どうすれば?えと、えっとぉ…。

 

 帽子に隠れてちゃダメだよね?それから手を後ろにして帽子を持って、目を閉じれば… いいのかな?


「ん…」


 恥ずかしい、とても恥ずかしいんだけど。


 た、楽しみかも… なんて///


「カバn…」

「ッ!」ガシッ

「アmmm…(アワワワ)」


 ごめんなさいラッキーさん!あとで聞きますから… ほんとあとで聞きますから…。





 は!?かばんちゃん!やはり君も同じ気持ちに?目を閉じるのは受け入れを許可した証拠!


 と、突撃でありまーす!


 そして俺はもう一度トライ… 今度は肩を抱きゆっくりと彼女の顔に自分の顔を近づけていく。


 自分で始めたクセに緊張で震えています、あんまり勢いよくいくと歯とかぶつけるかもしれないし?だからゆっくりだよゆっくり、慎重にいこう?さぁこれからファーストキスを頂きであります!


 その時、唇が重な…。


「かばんちゃん!シロちゃん!おはよー!」フワァ!←ジャンプ力ぅ…


「「ッッッ!?!?!?」」


 …らない!できなかったよ!このヘタレ!さっさとしないからだよ!彼女に恥をかかせただけだぞ!


 すごい動きで一旦距離をとった俺達は無意味に背中を向けて立っていた。




 さ、サーバルちゃん…!?


「お、おはようサーバルちゃん!昨日は先に寝ちゃってごめんね?ジャパリマンありがとう!もうどこにいたの?ぼ、僕探しちゃったよ?」←早口


「あ、ごめんね!二人とも気持ち良さそうに寝てたから起こしちゃいけないと思って!久しぶりに木に登って寝てたんだ!」


「カバン 木ノ上ニサーバルガイルヨ」


「あれ?どうしたのボス?わたしならもうここにいるよ?」


 ラッキーさんなぜ今それを?あ、それを伝えようとしてたんですか?ごめんなさいラッキーさん… でもタイミング悪いと思います空気読んでください。





 はい、またしても失敗しました…。


 でも!


 でも大丈夫さ!まだカップル歴一日ですからね!これから死ぬまで時間はあるから!いつでもできますよキスの1回や2回!


 それから俺たち二人は朝食に昨晩食べ損ねたジャパリマンを食べ一息。

 そして博士達との約束通り俺はそろそろ図書館へ戻ることにした…。


 かばんちゃんといつまでものんびり暮らしたいが、自分の存在意義を示す為に働かなくてはならないのだ。


 二人はさばんなちほーに残るのかな?となると遠距離恋愛か… いや、俺の気合いを甘く見てもらっては困るぜ?


 仕事もしっかりとこなす、彼女も悲しませない…。

 両方やらなくちゃならないのが俺の辛いところだな?だがやる。



 でも俺が「そろそろ帰るよ」なんて言うと、かばんちゃんがすごく悲しい顔をしたんだ。


「シロさん…」シュン

 

 あ…。


「やっぱり帰るのやめた…」←一大決心


「え!?だ、ダメですよ!大丈夫です!大丈夫ですから!本当に… 大丈夫です…」


 そんな悲しそうな顔で言われてもなぁ?あんまり大丈夫じゃなさそうにみえるけど?そんな俺も実はあんまり帰りたくないのである。


 あるいは連れて帰りたいが、サーバルちゃんだけここに残してくのも俺としては心が痛むし、彼女の言う通り帰らないのもね?というかほっといたら博士達に強制連行されるかもしれない、おとなしく出勤しますか…。


「僕は大丈夫です、サーバルちゃんとラッキーさんもいてくれるし、バスでいつでも会いにいけますから」


「わかった、俺も必ず会いに行くよ?かばんちゃんのいるとこならどこにでも行く」


「シロさん…!」


 モジモジとしていた彼女だったが、不意に俺に飛び付き抱きついた。


 そして。


「ん~…」ギュウ


 あ、可愛い… ちょっと待て、反則だろ。


 ギュッと抱きついて顔をうずめているなんて… くそ!連れて帰りたい!


「心配?」


「シロさんはみんなに優しいから…」


 ご、ごめんなさい… 八方美人ってよく言われます、これが面倒なトラブルの原因となったから直します、必ず直します… いやほんと直しますこれは。


「ごめんね心配かけて?なんか不器用なんだよね俺?ちょうどいい接し方を覚えるよ…」


「でもそんな優しいシロさんが好きです…」


「やっぱり帰るのやめた…」


「だ、大丈夫です!我慢します!できます!」


 浮気の心配なら大丈夫、超浮気防止システム“ツチノコレーザー”が常に俺の眉間を捉えていてかばんちゃん以外の子とべたべたすると華麗に撃ち抜かれるからね?


 無論そんなものが無くても浮気なんざしませんよ、ワシは生涯妻しか愛さん!と聖人のようなセリフを吐いてみる。


 では気を取り直して。


「じゃあ行くね?」


「ばいばーい!」


「近くに来たら必ず寄りますね?」


「うん、俺も会いに行くから!必ず!」


 俺はバギーに乗りエンジンを掛けると図書館を目指すためアクセルを吹かす。

 

 が…。


 ブォーン!… プスン…


 え?なんで?

 

「どうしたんですか?」


「止まっちゃったよ?なんでなんで?」


「燃料ガ空ダネ」


 ほう?ならば仕方がないな。


「帰るのやめた」


「え、えぇー!?いいの?博士達に怒られちゃうよ!」


「知らんな、俺はもうここでかばんちゃんとイチャイチャして過ごすよ」


「し、シロさん!///」


 まぁ確かに、今の俺はガス欠をいいことに仕事に行かないと言い張るダメ男のようなものだ、いい男は仕事もプライベートもバッチリ、それができない俺はまだまだ子供。

 

 でもホントにどうしようかな?参ったな…。

 

「じゃあバスで送ります!それならほら?もう少しだけ、一緒ですから?」


 えーなに~?もぉ~?好きぃ~///←ウットリ


「でもいいの?サバンナから離れても?」


「はい!サーバルちゃんも来てくれる?」


「かばんちゃんが行くならわたしも行くよ!」


 なるほど、二人で送ってくれるのか。

 決して残念がってなどない、俺はむしろ心配ごとがある。


「ナワバリを離れて大丈夫?」


「ナワバリ以外に楽しいところがたっくさんあるからね!いろんな子にも会えるし!」


 問題なしか、散々旅をしたのだから今更な質問だったかもしれない。

 

 ここまで言われちゃあ、サバンナコンビに頼るしかないね?そしてここは丁度かばんちゃんとサーバルちゃんの旅の始まりであるさばんなちほーじゃないか?


「二人が初めて会ったのはさばんなちほーなんだってね?」


「はい!」


「狩りごっこでかばんちゃんを捕まえたんだよ!」


 始まり…。

 この時俺が考えたのはそんな二人の… いや二人と一体の旅路をこの身で感じとるのも悪くないなっていうことだ。


 それから…。


「ねぇかばんちゃん?離れてると不安?」


「はい、ちょっとだけ… ごめんなさい」


「いいよ?実を言うと俺も少し不安だから… だからいいこと考えたんだけど、聞いてくれる?」


「いいこと… ですか?はい!是非!」


「なになにー?わたしも聞きた~い!」


 そう、俺には提案がある。

 離れてると不安さ、付き合い始めってそういうもの。


 だから…。


「俺とかばんちゃんのこと、みんなに自慢しながら行こうか?」


「み、みんなにですか!?」


「わぁ~!いいね!わたしさんせーい!」


「へへへ、でしょ~?」


 なぜってそうすればみんなが俺達のことを知ることになる、そしたら誰にも文句なんか言えないさ。


 しかもここはサーバルちゃんとかばんちゃんが出会って旅を始めた始まりの地… そして。


「俺と君が恋人同士になったっていう始まりの場所でもあるね?」

 

「そっか… そうですね?」


 だからつまり、俺が言ってるのは所謂あれ…。


「挨拶回りと言うやつをしよう、きっとみんな祝福してくれるよ?そうしてみんなに教えておけば安心しない?」


「はい!エヘヘ… じゃあ、あの!シロさん?」


「ん?…え!?」


 彼女が飛び込んできた。


 そうして急に飛び付いたきたかと思えば、彼女は俺の首に腕を回しグッと顔を近づけた。

 それはほんの一瞬の出来事だったのだが、その時に感じた感触を俺は一生忘れないだろう。


「ン…」「ん… !?」


 唇が重なる。


 この時俺達はとうとう成し遂げた… プレーリー式挨拶。


 ではなく…。


 ファーストキス!


「僕のナワバリ… ですよ?」


「もう一回お願いします…」


「~!?///ふ、二人きりの時にしてください!」


「なになにー?かばんちゃん?プレーリーの挨拶?」

 

 ところでこの発言が元となりサーバルちゃんが口を滑らせたんだけど、二人ともプレーリーちゃんに初めて奪われたんだって?はぁ~なんか複雑だなぁ?願わくば俺がファーストキスでありたかった…。


「ごめんなさい、でも… き、キスとしてしたのはその…///」 


 はい許した。


 まぁ… 俺の初めてはかばんちゃんだから、それで満足しとくよ、仕方ないな。


 さぁそんなわけで楽しい旅が始まろうとしている、まずは手始めにカバさんにでも会いに行こうか?

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