応援コメント

お茶漬けは永谷園で」への応援コメント

  • 拝読しました。しあわせですよ、しあわせですよね、とエレベーターの重力圧のようにぐわんぐわん押されますね。ひやりとさせられました。

    作者からの返信

    じんわりと来る重力は耐えられるのが厄介なのですね。耐えられてしまうからついつい耐えてしまう……。恐ろしい作用がそこには隠されているのかも知れません。
    感想、ありがとうございました。

  • 不穏な空気の中でも、結局のところお茶漬けは永谷園なんですよね。お茶漬けというのはこういうもの。果たして本当にそうだろうか。たまにそんな事を考えても、やっぱりそれなりに美味しいので文句はありません。なかなかに困ったものです。

    作者からの返信

    何か変だと思っていてもなかなか変えられないのが慣れというものでしょうか。お茶漬けは永谷園。それ以外にもあるんじゃないかと、ふと心が騒いだとしても、やはり慣れた感覚が永谷園を変えようとしなかったりするのと同じだと思います。
    感想、ありがとうございました。

  • 企画の方から参りました。出だしのエレベーターのくだりから、アキオさんの感覚に読者が引き込まれ、巧みな演出でした。作中ではっきりと結論を出さないまま、不気味さを醸し出す描写を重ねる、胃の痛いお話……こういう出し方があるとは、と感服です。

    作者からの返信

    お褒めいただき有難うございます。
    結論は読者に任せるという手法にしましたが、正直、ミキ(女性)の側は(現時点のみならば)間違いなく幸せだろうなと思いながら書いていました。
    世間の言う「フツウの幸せ」です。

  • 演出に凝っていて感心させられました。エレベーターの中での感覚とか、おそらく作者さんがご自身の五感で感じ取られたものなのではないかと。そういう実感を感じました。そしてラストの一文。絵に描いたような「しあわせってこういうもの」という押しつけがましさに沈黙する夫の図。これは、シュールです!

    作者からの返信

    お褒め頂き、ありがとうございました。
    沢山ある参加作を読ませていただき、何かヒネリを加えたいなと思いまして、こうなりました。
    この企画に集まっている作品はなかなか皆さん文章がこなれていて侮れないな、と思いまして。