第5話 疾く駆けし銀の星

10・要塞騎竜アヴニア


『では行ってまいります。とりあえず勝敗よりかは、無様な姿を晒さぬことに留意しますよ。結果が振るわなくても、落胆はしないでくださるよう……』


 係員に準備に入るよう言われたフレッドは、ブルートやリリアンらにそう言い残して控室を後にする。フレッドは相棒となる騎竜が繋がれた仮設の厩舎に向かい、鞍やそれに備え付ける矢筒の準備を行う。騎乗戦用の大型矢筒には30本ほどが収められており、取り出し口には柔軟性のある飛蛇の皮が張られ、矢数本ぶんが通る程度の切れ込みから矢を抜き出すことで、騎竜が駆け、跳ねるなど激しい動きをする中でも矢が散乱しないようになっている。


『矢筒のほうはこれでよし、と。弓も、出番はないだろうけど龍ノ稲光も準備に抜かりはないね。それにしても、相手の竜はここにはいないのかな?』


 試合が始まれば歓談もできないだろうから、せめて事前に挨拶くらいはしておきたいと考えていたのだが、どうやら騎竜の仮設厩舎も分けられているようであった。もっとも、彼自身は微塵も考えないことだが、同じ厩舎を使って「偶然のトラブル」が起きては運営責任者の首が物理的に飛びかねないため、当然の処置ではあった。


『お呼びが来たようですね。では行きましょうか、我らの晴れの舞台に。大丈夫、君はあのグア=ロークにだって怯まなかったんだ。今回の相手は同じ竜なんだしね。』


 そう言って騎竜をなだめ、フレッドは会場の入り口に向かう。しかしこの後すぐに前言を撤回したい気分にさせられることとなる。人の顔の判別も難しくなるほどの遠くに見える反対側の入り口にいた騎竜が、明らかにフレッドの駆る騎竜とは別次元の大きさであることを目にしてしまったのだ。


 運搬手段としての竜は下半身が発達した二足歩行型のレック種と、重い荷物や竜車を引くことに使われる四足歩行型のガーレ種が使われる。レック種は二足ゆえ人に近い挙動も可能であり、おもに「騎竜」として人を乗せ戦場に出たりもする。それに対してガーレ種は小回りこそ利きにくいが力は強く、最高速度も走行時の安定性もレック種には勝っているが、瞬発力が低く最高速度に至るまでが遅いという欠点があったため、一般的には「走竜」として荷を引く役割を担っていた。


『まさかガーレの竜を戦場に持ち出すとはね。機動性重視の騎兵という区分けではなく、皇国はあくまで重装兵の騎兵型という扱いなのか。しかしあれはまた、ずいぶんと大きな個体だが……あんなのは見たことないな!』


 フレッドが驚くのも無理はなかった。ガーレ種の中でも最大の大きさを誇るアヴニア型は皇国北東部にのみ生息する固有種だったので、ユージェ出身のフレッドが知りようはずもない。そして最も高い背中の全高が二階建ての家ほどもあり、頭部や首、胴部には鎧が装着されている。さらに乗員は板金鎧に身を包んだ御者と、指揮官らしき豪華な板金鎧を纏う長槍兵、背中の左右にはやや軽装の弓兵が一名ずつと、まさに動く拠点とでも言うべき様相を呈しているのがとにかく目を引いた姿だったのだ。


「おい!あんなのはインチキだろうが!!乗り比べというからには、同じような騎竜で勝負するのが筋ってもんだろう。……いえ、互角の条件下で行われる勝負にこそ真に価値があると、私めはそう愚行致すところでありまして。」


 来賓席にいたブルートもアヴニアの姿を目にし思わず声を荒げるも、隣に皇帝アヴニールも着席していることを思い返し言葉を訂正する。周囲の者はブルートの態度を咎めるも、まだ若い皇帝はブルートの反応を咎めることはなかった。


「構わぬわ。事前に聞かされていなければ、誰しも疑問に抱く取り合わせであろうからな。だが、我が国に騎兵と申せば今はあれしかおらぬ。お主の知己がこの状況下でも活躍してくれたなら、レック種の騎兵隊も検討することになっているでのな。こうしてはるばる来てもらったという訳なのだ。モースの話では、あの者かなりの乗り手なのだろう?先日の催しでの戦いぶりといい、世に捨てておくのは惜しいな。」


 そう言われたブルートは「なぜ先日ウェルテの催しで起きたことを知っている」と思ったが、皇帝ともなれば各地に手の者を配していてもおかしくはない。それより今は、皇帝の質問に答えなければならない。フレッドの名誉を守る形で。


「陛下があの者の戦いぶりをご存知とは、御慧眼恐れ入ります。あのフレッド=アーヴィンという者は、その言を借りるなら「戦いは苦手」ということとなります。しかしかような男が「騎乗戦技にはいくらか自身がある」と申すのです。」私も実際に目にしたことはありますが、必ずやご期待に沿う結果を出すと信じております。


(ああ、言っちまった。あいつのことだから絶対に見せ場を作ってくれるのは間違いないが、期待を持たせたぶんそれが叶えば気に入られちまうかもしれんなあ……)


「ほう、あれほど戦える男が「通常戦技は苦手」と謙遜するか。そして「騎乗戦技には自信がある」とな。それは確かに、面白いものが観られそうだ。」


 それではまるで、実際に見たかのようではないか……ブルートはそう考えたが、すぐにそのことは頭から離れた。両者がそれぞれの門から登場し、開始地点に歩を進め始めたのである。



11・皇国重装騎兵団長アウデン=ダインスト


「吾輩は皇国重装騎兵を任されたアウデン=ダインストと申す者。此度は縁あってこのような乗り比べと相成ったが、この走竜アヴニアは陛下の名付け元となりし由緒ある竜。この竜を駆る我らが陛下の御前にて敗れることなど絶対に許されぬゆえ、手加減の類は一切できぬ。もし身の危険を感じたならばこの勝負はご辞退なされよ。」


 いかにも武人、という風の男は並んだフレッドにそう声を掛ける。勝負が始まる前の駆け引きかも知れなかったが、条件に差があり過ぎることに武人としての矜持が傷つけられる思いもあったのだろう。同じ世界に生きる者として、フレッドはこういう人物には素直に好意を持つことができ、同時に即した対応も行えた。


「私はザイールのヘルダから参りし、名をフレッド=アーヴィンと申します。お気遣いには感謝いたしますが、此度は戦場を模した競技場を走破する催しゆえ、互いに命のやり取りは存在しないはず。それ以外の要因で死ぬとあらば、それも運命であったのでしょう。互いに怨嗟遺恨の類は無用にて、全力でお相手いたします。」


 基本的に人材不足の辺境州で、人より少々うまく乗れるくらいの男だろう……というのがアウデンら皇国重装騎兵団の認識だったので、想像以上にしっかりした返答にアウデンは内心驚くも、フレッドと同じく相手に対し好意を持った。とはいえ勝負は勝負で、彼らには新設されたばかりの団の評価が託されている。相手を気遣ってスキを作るわけにはいかないのだ。


「よくぞ申した。なればこちらにも遠慮は無用にてお頼み致す。皆も気合を入れて臨め!此度の相手は間違いなくこれまでで最強の相手となるのだからな!」



 今回の乗り比べは楕円のコースに設置された障害を越え、途中に立てられた人形に攻撃を加えつつ2周での走破を目指す。とにかく速いほうが勝利という訳ではなく、攻撃を当てた人形の数も計算され、合計でより勝った成績を出した側の勝利となるため、単純に考えれば乗り手の多いアウデンらが攻撃面では有利なのだが、身軽な騎竜のフレッドにも障害を越えやすいという有利な点はあった。


「両者の長所を踏まえまして、此度はこのような法を定めました。まず最初は川に見立てた空堀を踏破していただきます。細い丸太などを使えばレックは直線を進めますが、アヴニアには巨体を生かせば普通に降りて登れる深さのため、どちらが有利とは申せません。次は城壁を模した障害で、これはアヴニアといえど登ることはできない高さとなっております。ここは左右になだらかだが長い坂と、急だが短い坂の二つを用意してございますれば、どちらか選び進んでいただきます。」


 皇帝アヴニールにそう説明するのは主席宰相メイロー=グライブ。かつては幼きアヴニールの守り役も務めた初老の男で、今も昔も唯一にして最大の腹心である。ただしその忠誠心ゆえ皇帝の意見に逆らうことがなく、次席宰相ウェルテらの保守派からは「皇帝の腹話術の人形」扱いされている。


「それを越えますと城内での戦闘を模し、多くの標的が乱雑に置かれた場所となります。それ以降にも敗走する敵としての標的もあり、その数は合計で70。両者には公平を期すため矢は30本ずつと限定しておりまして、すべてを射貫けたとしても残り10は自ら手にした武器で破壊せねばなりません。ただ、これらをいちいち足を止めて攻撃していては時間を浪費するばかりですから、2周するうちの通りすがりにどれだけ破壊できるかが重要となります。このあたりは人手の多いアウデン殿らが有利かも知れませぬが、それは致し方ありませぬな。」


(戦闘面ではあちらだが、障害物越えではフレッドか。となると、後はどれだけ速く走れるかということにかかってくるが、なんせアヴニアはあの巨体だ。それほど速く走れるはずはないか……?)


 しかしブルートの予測が甘かったことを、続くメイローの言葉で思い知らされる。彼が言うには「加速は悪いが最高速はアヴニアが勝るゆえ、楕円形のコースにして公平を期した」とのことであった。


「そろそろ始まるようです陛下。私の名誉にかけまして、競技会場に不正はないことをお誓い申し上げます。それでは彼らの乗り比べを堪能するといたしましょう。」



12・破城崩壁の剛士


「開始の合図は鐘の音だ!各自備えられよ!……ではこれより競技を開始する。打ち鳴らせ、開幕の調べを!!」


 開始地点の係員が高らかに宣言すると鐘が打ち鳴らされ、競技が開始された。勢いよく飛び出したのは瞬発力に優れるレック種を駆るフレッドだった。それに対しアヴニア種はズシン、ズシンと緩やかながら大きな歩幅で歩き、一歩ずつ進むごとに加速していくのが見て取れた。


『あの巨体だからどんなものかと考えていましたが、思ったより速いですね。それにしても、あの高さでは揺れも相当な強さのはず。それをものともしないとは、かなりの鍛錬を積まれているようですなあ……』


 フレッドの常識にある騎兵も揺れはするが、自分で操る場合は揺れ動くタイミングを掴めることもあり、乗っていて気分を悪くしたり舌を噛むなどのアクシデントに見舞われることは稀である。しかし騎手以外の同乗する者たちにとってはいつ変化があるか分かりづらく、特に体が大きいだけに揺れ幅までもが大きい竜の上で弓を引くというのは、並の技量ではまともに射ることも難しいはずである。その困難に挑む姿勢に、彼らが新設部隊に寄せる想いがひしひしと伝わってくるというものだった。


「予想通り、出足はかの者に利があるようだな。うまく操り、難なく丸太を渡り切りおったわ。だが、アウデンたちも負けておらんか。勢いを大して落とさぬまま窪地を越えおった。あの揺れで、よくも振り落とされずに耐えるものよ!」


 アヴニールの言うようにフレッドは細い丸太を竜にうまく渡らせ、後ろとの差をさらに広げる。それに対しアウデンらも段差の移動でいつもよりさらに暴れる竜の背にしがみ付き、速度をあまり殺さず空堀を越えることに成功する。だが多少なりとも差は広がるばかりで、勝負は標的への攻撃の数と正確性次第と思われたが、アウデンは次の城壁越えで思わぬ手段を取り会場を沸かせることになる。


(緩やかな坂と急な坂……普通に考えれば体が大きいアヴニアと乗り手たちに急な坂は負担が大きいゆえ、緩やかなほうも用意されたと見るべきか。攻撃で時間を使う私には、どのみち選ぶのはこちらですが……)


 フレッドは騎竜を急こう配の坂があるほうに向け、それを難なく乗り切った。次に待ち受けるのは、敵兵を模した標的への攻撃を試す課題であったが、これはフレッドにとって造作もない事であった。矢筒から3本ずつ引き抜き3射、それを4回繰り返し12本すべてを標的の頭部に命中させる。会場にはその腕にどよめきが起こるも、それは続く轟音で一気にかき消された。


「よし、ここは右から当たる。エトールは一時アルテアと並べ。来るぞ、各員は衝撃と破片に留意せよ!」


 アウデンはどちらの坂も選ばず、フレッドとの差を埋めるため城壁をアヴニアの体当たりで破壊するという方法を選んだ。事前の説明では「城壁を越えろ」としか言われておらず、破壊して進むのも「越える」ことに変わりはない。右側の射手エトールを左に退避させ、体の右側をぶつけるように当てたアヴニアの一撃は、この日のための仮設ということもあり城壁は一撃で粉砕される。


「アウデン殿も無茶をなさる。確かに越えればよいとしか伝えておらぬが、あの状況であればどちらかの坂を選べ、と言われているのも分かろうものであろうに……」


 施設の担当だったメイローも予想していなかった行動に驚き、そして半ば呆れ皇帝の前だというのについ愚痴を漏らしてしまう。慌てて非礼を詫びるメイローを無言のまま手を挙げて抑えつつ、皇帝は自身の感想を述べる。


「よいではないか。ここは戦場に見立てた施設で、戦場とならば最善を尽くして戦うのが道理というものだ。看過し得ぬ違反行為でもない限りは大目に見てやれ。」


 皇帝は勝負にこだわるアウデンの姿勢には好意的だった。さすがに勝利のため相手を攻撃したり、コースの中央を突っ切るなどの著しい違反は認められないが、コース上で起こり得ることであれば見逃せというのが彼の意思であった。そう言われては、メイローも引き下がるしかない。


(なんたる猛威!アウデン殿も勝利のためには全力を尽くすと言っていたが、どうやらその言葉に偽りはないようですね。)


 アヴニアが壁を破壊したとき、フレッドは12射目を命中させていた。できればここで半数の15射をと考えていたが、相手が予想を超える方法で壁を越えてきたためすぐに移動を開始する。フレッドにとっては、標的を射貫いた数ではなく相手より先に射ることが重要だったのだ。


「あの者、騎射すべてを命中させたというのか!?……仕方がない、アヴニアをいったん止めよ。陛下の御前である!エトール!アルテア!あの者に後れを取るなよ!」


 フレッドと入れ違いになる形で標的の密集地帯に入ったアウデンらは、フレッドがすべての矢を当てたことに驚く。そして、本来なら歩きながら標的を狙わせる予定を変えアヴニアを止めた。歩きながらでは揺れ幅が大きく、射撃の精度が低下するからだ。相手が1射も外していない以上、団の誇りにかけて多くを外すことなどあってはならない。その誇りを刺激するため、フレッドは先に射ることにこだわった。


(やはり、止まってでも命中率を高めてきましたか。しかしあれは、止まっても挽回できる自信があればこその選択。城壁を破壊したのも、おそらくは……)


 フレッドも予想したとおり、アウデンには策があった。カーブに弱いがストレートには強いアヴニアの特性を活かすため、城壁を破壊することで二周目にはストレートが多くなるように仕向けたのだ。ゴールは標的が密集するこの場所の先、二周目まではカーブに入るところを直進した場所にあるため、実質的にはあと2回ここを使うことになる。それだけあれば十分に追いつけると計算していたのだ。


「焦ることはない。我らには追いつくための距離が十分に残されている。あの者のことは気にせず、ここは射撃に専念せよ!」


 射手のエトールもアルテアも、皇国では有数の腕利きである。揺れる竜の背では外すこともあるが、静止状態では外すこともなく各自10射を終えた。


「よし、見事だ!残りはそれぞれが5本ずつ持ち、各自の判断で標的を射よ。これからは止まることもないゆえ、命中率に関しては不問とする。では進めぇ!」


 そうしてアヴニアが動き出したころ、フレッドはカーブに差し掛かっていた。ここでは柵が不規則に設置され、速度を落とさずにそれを避けつつ進む……という技術を計ろうとしたものだが、少なくともアヴニアには無関係なものとなりそうだった。


(二周目のここはきれいな平地になっていることでしょうね。とりあえずこちらは、標的の点数稼ぎでもしておきますか……)


 城壁すら破壊するのだから、柵に遠慮するはずもない。柵の裏には正面からだと射線が通りにくい場所に標的が置かれており、これは射撃ではなく槍で貫くことを意識したものと思われたが、フレッドは騎竜の速度を落とさず柵を避けつつ進み、柵を通り過ぎてから上体を標的に向けて矢を放ち射貫いた。移動しながらでも外さない腕前に、観衆はさらに沸き上がっている。


「まさに神技に迫る腕前よ!だが、これは標的を射るだけの勝負ではない。進めアヴニア!立ち塞がる障害をすべて蹴散らし陛下に勝利を捧げるのだ!」


 フレッドがカーブを抜け反対側のストレートに入った時、アウデンはカーブの柵を破壊して進むことを命じる。御者の鞭が入るとアヴニアは頭から柵に突撃し、それを豪快に跳ね上げる。そしてアウデンは落下してくる柵や人形を長槍ではたき落とし、

そうやって次々と障害を乗り越える姿は家々を飲み込み粉砕する竜巻を連想させた。


『いやはや、なんとも凄まじい。この調子では標的ごとすべてを粉砕されそうですから、矢はここらで使いきったほうがよさそうですね……』


 スタート側から見て反対側のストレートは、右半分が小高い丘で左半分が窪地となっている。先に上るか後に上るかの違いだが、フレッドは右の丘を選んだ。コースの先を見ておこうと考えたからだ。


(この先にある標的は12。矢は残り9本だからここで使い切り、2周目は槍で届く範囲のものだけを狙えばいいか。命中の数では負けていないはずだけど、やはり精鋭だけあって向こうも予想以上に当てているな……)


 フレッドは残り9本もすべて命中させ、最終的には30射中で命中28という記録を残した。外した2射は矢を放つ瞬間にアヴニアが射線上に追い縋ってきており、万が一への配慮で大きく外したものである。もちろん標的に当てる自信はあったが、殺し合いではない以上ある程度の配慮は必要なのだ。


「我が軍の騎兵は城を破り壁を崩す、まさに[破城崩壁]とでも言うべき剛士たちである!それに対しあの乗り手は、流星が疾風となりて地を駆けるがごとき絢爛さ。かの者の姿になぞらえれば[銀星疾駆]と言ったところか。どちらもそれぞれの持ち味を存分に発揮しておる。余も勝負の行く末が楽しみでならんわ!」


 皇帝アヴニールも両者の真剣な競い合いに熱中し、思わず身を乗り出してそう声を上げた。この勝負の後、皇国重装騎兵団は正式に[破城崩壁]の名を冠することとなり、皇国重装歩兵団[護国奉盾]に次ぐ地位と人気を得ることになるのだが、その名を受けたアウデンら剛士の戦いはまだ終わっていない。自分たちの先を行く銀の星を捉え、追い抜くのが今の彼らがすべきことなのだ。

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