第3話 首都シルヴァレート

6・暗躍する者


『ここがシルヴァレート……私が生まれた街もそれなりに栄えていましたが、まったく比較にならないと言い切れるほど行き届いていますね。あの高層住宅の並びなど、まるで巨人が設えたかと思えるほどに整っていますよ!』


 フレッドはシルヴァレートの西門から首都に入ったが、入るなりその光景に目を奪われた。家々は碁盤状に整然と区画整理された土地に並び、どれもが通りに面して建てられている。しかも家々はどれもきれいに5階建てで統一されており、さながら高い壁に仕切られた通路を進むかのような錯覚さえ引き起こすものであった。


「皇国は質実剛健を美徳にしているからな。俺はザイールのように家々が雑然と並び突如として草木が出てくるのも、あれはあれでいいとは思うんだが……ここじゃ木といえば街路樹か公園にしかないし、花も花屋か花壇でしか見かけない。いわゆる管理された美しさって奴だな。それが良いか悪いかは、難しいところさ。」


 その口ぶりから察するに、ブルートは管理が行き届きすぎるシルヴァレートには息苦しさも感じるようであった。しかしここに住んでしまえば、その利便性の高さから他の街には居られなくなるものが大半であろう。大通りの一定間隔に設けられた水くみ場などを、他の街で見かけることはまずないのだから。


「先生、大通りの上を走る柱には水が運ばれる道があるんですって。ヘルダにもこれがあって、レオーラ湖の水がきれいなまま村まで流れてくれたら便利ですよね~」


 シルヴァレートを初めて目にするリリアンも、目を輝かせて周囲を見回している。水くみは子供に任せられることの多い仕事で、レオーラ湖という恵まれた水源があるヘルダでも、やはり重い水を運びながら水くみ場と行き来するのは大変である。水道に目が向いてしまうのも当然というものだった。


『そうだね。さすがに石造りのものは無理かもしれないけど、木製のものを湖畔から村の中央に掛けるくらいはできるかもしれない。ここと違い湖畔で水を汲み上げるのは必要だけど、それを運ぶ労力がなくなるだけ楽ができるはずさ。』


 この日の経験をもとに、ヘルダに戻ったフレッドは水道橋の建設を行うことになるのだが、それはもうしばらく先の話になる。そしてこの時、ザイールの一行をとある家から眺めている一団がいたことにフレッドらは気付かなかった。


「あれがザイール新領主どもか。奴らのおかげで、これまでの投資はすべて水の泡となってしまった。さて、この不始末をどう取り返してくれようか。」


 そう吐き捨てたのは皇国次席宰相・ウェルテ=グノー。彼はゼニスがザイールの領主となるよう働きかけ、首都では行えない闘技を始めとした催しを開かせることで、時間と金を持て余す貴族から莫大な利益を吸い上げていた。その金を政治工作に利用し、いわば永久機関のように彼の地位を高めるために働いていたのだが、それを「民衆のための叛乱軍」などというおめでたい連中の手によってすべてが壊されてしまったのだ。その憎悪は、計り知れないほどに膨れ上がっていた。


「ご指示いただきました案件の中では、皇国重騎兵団との模擬戦はすでに陛下の御認可をいただいております。ただ異界の怪物との戦いにつきましては、生誕記念の祭典にはふさわしくなく正式な催しとするのは難しいとのことであります。個人的な催しであれば、他に類が及ばぬ限り黙認すると主席宰相は申されましたが……」


 秘書官セヴスの報告に、ウェルテは満足げに頷いた。資金を湯水のごとく注ぎ込んで多数派工作を行い、叛乱軍の花形とも言える例の騎兵を皇帝の天覧試合で叩き潰す計画は完了した。問題は領主のほうをどう始末するかだが、こちらは生誕祭前の前座として首都の各地で催される行事で葬るよりほかなくなった。しかし、それで十分なのだ。彼にとって数少ない上司の主席宰相にも許可を貰えたのだから。


「まあ、せいぜい首都を満喫するがよいわ。人生の最後に楽園を見ておけるというのは幸せであり、残酷でもあろうからな。絶望する顔に彩りも加わろうて。」



7・傀儡人形


 フレッドらがシルヴァレートに到着したのは開墾期56日、主目的の皇帝生誕祭までは21日の猶予があった。日々を式典の打ち合わせや首都見物に費やす中、ブルートとフレッドを名指しする形で皇国次席宰相の催しに招かれたのは、生誕祭まで残り10日となる開墾期67日のことであった。


「次席宰相殿のお誘いとあっちゃ断るわけにもいかんが、特に面識もないし呼ばれる理由が思いつかん。話があるなら式典の打ち合わせのときついでにやりゃあいいものを、あの時は無視を決め込んでいた感じだったしな。」


 招待状を受け取った際の愛想の良さはどこへやら、使者が出て行った直後にブルートは懸念を口にした。しかしそれはフレッドも同様で、皇国重装騎兵団との乗り比べを皇帝天覧の御前試合という形で行うとの発表を受けた際に見たあの次席殿は、明らかに冷たい目でこちらを見ていたと記憶している。公務ならともかく、私事で招かれるとは考えにくかったのだ。


『会ったこともない人物に恨まれるとするなら、その人物にとって意味のある何かを私たちが害したのでしょう。この場合、十中八九ザイールについてでしょうね。それ以外ですと、先日お聞かせいただいた昔話の関連かも知れませんが。』


 仇討ちという理由があり罪にこそ問われなかったが、多くの人を手に掛けたブルートは皇国南部の故郷、ヘイパー州を追放になった身である。あの一件は皇国にも正式に記録は残っており、その方面の調べはついた上でザイール新領主を任されるはずではあるが、何かしらの裏取引を持ち掛けられる可能性はあった。


「ゼニスの代わりに何かしろ……くらいは言ってくるかもな。過去のことを蒸し返されたくなければ要求に従えってところか?どっちにしてもお断りするのに変わりねぇから、何を言ってきたところで関係ないが。」


 さすがと言うべきか、権力に媚びへつらうという考えは持たないか……とフレッドは思ったが、そうなれば当然なんらかの報復はあると考えるべきである。単に友人いうだけでなく、いまや自身の夢のためにもかけがえのない協力者となったブルートを守るため、総力を傾けなければいけないのだ。


『さすがに重装備の防具で街中をゆくわけにもいきませんが、武器だけは普段のものを持ち歩きましょう。衛兵に止められるかもしれませんが、我らはそこそこ有名みたいですからね。なにか言われたら「これから武芸を披露しに行く」とでも言い逃れしておけば、祭りの時期ですしどうにかなるでしょう。』



「まさか、本当に披露することになるとはな。次席宰相殿が武芸に興味があるとは意外だが、あの言葉を鵜呑みにしていいと思うか?」


 ウェルテの催しに参加したフレッドとブルートは、形式通りの挨拶と祝辞の交換を終えると会場の隅で料理を堪能しつつ、訪れる人々と歓談などをしていた。だがしばらくするとウェルテが壇上に上がり、余興として異界の怪物と渡り合った勇士たちの戦技を披露してもらいたいと言い出したのだ。もちろん怪物や人相手などではない、一般的な木製の像を怪物に見立てた訓練のようなものである……とも付け加えて。


『交渉が決裂したら報復もあろうかとは考えておりましたが、先に脅して交渉を有利に進めようということですかね。いずれにしても、ただのお披露目で終わることはないであろうと申し上げておきます。』


 しかし二人の前に運ばれてきたのは、台座の上に置かれた像が3つのみであった。一つは屈強な大男が棍棒を持っており、残り2つは小鬼のような姿をしている。大男が怪異を払う……という話をモチーフにしていると思われる組み合わせである。


「なんだか壊すのがもったいない出来だな。だが、さっさと終わらせるか。デカいのは後で二人掛かりでやるとして、まずは小さいほうをやっちまおう。」


 そう言うとブルートは剣を抜き、気合の掛け声と共に一閃する。小鬼の像は粉々に砕け散り、その威力に会場はどよめき盛り上がった。フレッドは何らかの仕掛けがある可能性も考えブルートの挙動を見守ったが、間違いなくただの木像だった。


『どうも、人を疑い深く考えすぎでしたかね。まあとにかく、私も早急に済ませるとしますか。なにか見栄えのいい方法は……』


 フレッドが選んだ手段はかつて子供たちに思念術を教えたとき、錆びたナタで薪を両断したときのものだった。いま手にしている武器はナタとは比較にならない優秀な武器であり、特別な思いも不要である。鞘から龍ノ稲光を引き抜き大上段に構えると、それを静かに振り下ろす。流れるような動きに目を奪われた観客も多かったが像自体には変化がなく、ブルートのときとは違ったどよめきが起こる。しかしフレッドが刃先で軽く像を小突くと像は縦に真っ二つとなり、どよめきは歓声に変わった。


「お前、大道芸でも生きていけそうだな。客の心の掴み方が大道芸人のやり方にそっくりだ。で、大道芸人フレッドさんはあのデカいのをどうやれば客が沸くと思う?」


 かつてフレッド自身も大道芸人でも生きていけそうだと父に語ったことがあり、それを思い出し苦笑しつつ最後の標的に目を移すと、その苦笑は一瞬で消え去った。大男の像が動き出し、台座から飛び降りてこちらに向かってくるのが見えたのだ。


『私が考えずに済むよう、主催者のほうで客を盛り上げる仕掛けをしてくれたようです。ややぎこちない足取りですが、間違いなくこちらに向かってきていますよ!』


 フレッドに言われブルートが振り返ると、確かに大男の像が棍棒を片手にぎこちない足取りで近づいてきていた。彼には似たような術を使える親しい仲間がいたので、このこと自体はそれほど驚くものでもなかったが、その異様な光景にはどうしても目を奪われてしまう。像から目線をそらさず、知りうる情報をフレッドに渡した。


「ヘルダの空堀作りで、テアが土を人形にして歩かせ運搬先で土に戻してたのを見ただろう?これもそれと似たようなもんだとは思うが、術師が観客に紛れてるんじゃどうしようもないな。次席宰相殿は降参すれば終わりにしてくれると思うか?」


 フレッドの返答は「それで済むなら最初から出てこないでしょう」というもので、ブルートも思わずうなずいてしまったが、フレッドはすでに鞘を組み合わせ龍ノ稲光を槍に変えている。ブルートも戦うしかないと覚悟を決めるのだった。


『これって生物ではないのですよね?まずは知能のほうがどうか調べたいので、分かれて挟撃を2回続けましょう。1回目は挟撃自体に対する反応、2回目は同じ手にどう反応するかを見ます。では、私は相手の左に!』


 そう言って駆け出すフレッドに続き、ブルートも像の右に回り込む。像を中心に二人が対角線上に並んだ直後、二人の挟撃が始まる。像は得物が短く、より像に近かったブルートを主敵と認識し、彼に向けて棍棒を振り払うも、ややぎこちない動きだったこともありそれは受け流された。その攻撃のスキに背後からフレッドが攻撃を加え像の膝付近を砕いたが、周囲に散乱していた木の破片がすぐに集まり修復される。


「小さいほうを破壊させたのは、破片を利用するためだったか。まぁ奴の攻撃は大したことないし、構わず次を仕掛けるぞ!」


 ブルートの合図で2回目の挟撃が行われ、次は少し先に距離を詰めたフレッドに攻撃が向かった。振り払う攻撃より速さを重視する突きの攻撃だったが、ブルートより身軽なフレッドには軽々と回避することができた。しかしその直後、突いた棍棒を持つ腕が縦に円を描くように像の後方から迫るブルートに向けて振り下ろされる。フレッドたちは敵を生物ではないとの認識はあったが、歩行や初撃の振り払いなどから動きに関しては人と同じようなものと思い込んでしまっていたのだ。


(腕や脚、首と胴体には接合部があり、そこは全方向に回転するのか。骨格を持つ生物ではないのだから当然だが、問題は挟撃に対応したことだ。木像が頭で考えられるとも思えないし、誰かがこれを操っていると考えるべきだろう……)


 そう考えつつも、フレッドは像が棍棒を持っていない側に回りつつ、あからさまに分かりやすく攻撃を加えるそぶりをみせた。ブルートへの追撃を封じて目をこちらに向けさせ、肩の回転だけでは届かない場所への対応も見極めるためである。


『やはり!肩が回るなら胴の接合部も回ると思っていました。ブルートさん、今のうちに距離を!』


 死角側に回り込んだフレッドに、像は上半身を回転させつつ棍棒を叩きつけようとするも、そうなると予測していたフレッドは地面を前転しながら棒を避け、ブルートの側に抜けて彼の下に近づいた。先ほどの攻撃時に不意を突かれたブルートはとっさに剣で防いだものの、その重さを正面から受けてしまい腕が痺れているようだった。


「くそっ、まさかああ動くとはな。人の姿にすっかり騙されちまったが、ありゃ人ではない人形野郎なんだった。しかし腕の痺れはすぐ治るが、剣のほうはまずい感じだ。受け流すこともできず重さをもろに受けたせいか、妙な音と手応えがした。」


 ブルートは剣を正眼に構えてみるも、一直線ではなく歪んでいるのが目に見えて分かるくらいにひしゃげてしまっていた。まだ使えないこともないが、いつ使えなくなるかは未知数という状態であり、攻撃を頼みにするわけにはいかなくなったのだ。


『あの敵の対応、どうもこちらの動きに合わせる形で操られていそうですね。意思があるなら最初の挟撃で対応したでしょうに、そうしなかったのは初撃では我らの意図を読めず、二撃目はそれを読めたからだと推察されます。そこで……』


 フレッドの案は、試合場の壁や像が置かれた台座を背にし、攻撃をそれらに当てて消耗を狙うというものである。敵の攻撃自体は不意を突かれさえしなければ回避は容易なもので、守りに徹すれば攻撃を受ける可能性はない。そしてテアの件で思い出されるのは、術を使って空堀の工事を手伝ってくれた際は頻繁に休憩を取っていたということ。神霊術の行使は長時間使用には向かないということに賭けたのだ。


「まずは台座で防ぐか。壁際はこちらの逃げ道も減るから奥の手で使おう。しかし、ついには人形と根競べとはな。なんでこんなことになったんだか……」


 ブルートのボヤキにはフレッドも同感だが、攻撃を加えても修復され一人の武器も不安定な状態となれば、もはや積極的に戦う理由はない。逃げて木像の停止を待つなり、長引いて飽きた主催者が止めに入るなりを待てばいいのだ。この戦いには、そもそも勝ちを掴まなければならない理由がないのだから。


『身を守る術も武芸のうちですからね。先ほどまでは攻めの技を見ていただきましたが、次は守りのほうをご堪能いただきましょう!』


「そりゃ物は言いようってやつか?お前は大道芸人どころか、悪徳商人や詐欺師でも生きていけそうな気がしてきたぜ!」


 こうして二人は台座を盾に、とにかく逃げ回る作戦に切り替える。もともと命中率が低い攻撃は台座という障害物を避ける軌道で出された場合、棍棒が狙う先を読むことは容易かった。それに業を煮やしたのか徐々に攻撃が荒くなり、ついには台座をも破壊するに至る。まず二つの小鬼が置かれていた台座が破壊され、残るは大男が置かれていた台座のみ……となったところで二人は像の動きに違和感を覚えた。


『おかしいですね……急に攻撃が慎重になったような?そろそろ活動限界が近づいたのでしょうか。それとも何らかの理由でも?』


「というよりは、台座に攻撃を当てないようにしてる感じじゃないか?さっきまでの適当さがなくなっている……」


 像の動きを見るに、どうやらこの台座に秘密がある可能性は高い……というのが二人の共通認識で、二人は言葉を交わすことなく壁際まで一目散に走りだした。高台から観戦していた次席宰相ウェルテや秘書官セヴス、他の観客も二人は逃げ出したと思ったが、彼らの思惑は別にあった。像が台座から離れ壁際まで迫った刹那、フレッドが像に突進し攻撃を股下に滑り込んで抜けた後、そのまま台座に向かって走り出したのだ。フレッドの狙いに気付いたのか、像も踵を返してフレッドを追おうとしたものの、背を向けた先には雄叫びを上げながら像の背に飛び掛かるブルートがいた。


「俺をほったらかしなんて酷いじゃないか。まあそう急がずゆっくりしていけや!」


 ブルートは像の首と股間に手を掛け、両手で像を高々と持ち上げるとそれを放り投げた。像は落下の衝撃で腕や脚の一部が外れたりしたが、修復が始まっている。しかし時間を稼ぐという目的は十分に達せられているため、ブルートも満足げだ。


(最初の像よりずいぶんと大きい台座ですから、さすがに一閃で両断は無理ですね。動かない相手なので、どう重ねるかのイメージはすぐに固まりましたが。)


 フレッドの台座への攻撃は左上から右下への袈裟斬りから入り、返す刃で右下から左上に返し勢いのまま回転し同じ右下からの攻撃を行う三連撃であった。台座は斜めに両断され、そこには木だけでなく割れた水晶球の破片も散見される。これが動力源なのか、動力なり操作の思念なりを伝えるものかは分からなかったが、水晶も砕かれたことで像の修復は止まり、木像本来のあるべき姿を取り戻す。


「ようやく終わったか。見世物としてはピンチあり逆転ありでなかなか悪くない出来だろう。観客のウケも上々だ。主催者殿は面白くないかもしれんがな!」


 戦いぶりを讃える観客に答えながら近づいてきたブルートがそう言いながら、右の拳を突き出す。拳を重ねる挨拶のようなものか……と思ったフレッドは同じように腕を上げ重ね合わせ、観客の歓声や拍手もその重ねた瞬間が最高潮であった。


『とはいえ、我らの戦いはここからが本番です。おそらく像が動いたのはアクシデントとでも言うのでしょうから、次席宰相殿に一つ貸しを作ることは出来ました。これをうまく利用して話を進めるといたしましょう。』


 武芸の披露という話から思わぬ戦いに巻き込まれたフレッドとブルートは、ひとまず難をしのいだ。しかし次の相手は動きが読める人形ではなく、経験豊富で老獪な人物である。二人は後に「武器を振っているほうがまだ楽だった……」と振り返ることとなる、次席宰相ウェルテとの会談が行われようとしていた。

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