第4話 宗教云々。
まぁ待て。わざわざ言う必要もない。
あぁ、分かるとも。このシリーズって続いてたんですか?だろう。
加えるなら第三話どこいったんですか?だろうか。
続いてたんです。そして第三話はお蔵入りになりました。説明終わり。
閑話休題。
今回話したいことは宗教です。宗教。英語で言うならレリジョン。
僕から言わせてもらえるのであれば、最高のビジネスモデルである。
そもそも宗教の起源は遥か昔に遡るのだが、まぁそれはそれとして。とにかく宗教は遥か昔から私たち人間の生活に根を張っていて、また同時に人間もまた宗教に根を張っている。互いに協力――というにはあまりにも生々しい関係なので、互いに寄生しあっているとでも言える関係なのである。
今更ながら断っておくと、僕は無宗教だが、宗教を嫌っているわけではない。
こうして宗教が長い間紡がれてきたにはそれなりの需要があったからだし、カノッサの屈辱に表されているように、その影響力や権力は計り知れないものがあった。
人々はローマ教皇に遜り…ムハンマドに…云々。あんまり宗教の事情に深く首を突っ込み過ぎるとあれなのだが、宗教の構造として、トップに立つ教祖やその周辺の役職があり、その下に多くの信者がいるというピラミッド的な構図をしている。
端的に言って、マジであり得ない構図だと思う。
何でか知らんが、この構図、金の流れが下から上に上がっていくのだ。会社などはこの逆である。まぁ好きで信じてるなら外野である僕たちが苦言を呈すことではないのだが、構図があまりに暴力団と酷似しすぎている。
しかしまぁ、僕が言いたいのは、信者の中でも馬鹿な信者についての事である。
馬鹿、という言葉はよほどのことがない限り良い意味では使われない。
もちろん、今回もいい意味では使っていない。徹頭徹尾、罵倒の言葉である。
フィクション・ノンフィクションを問わず、宗教にのめりこみ過ぎるあまり、周囲が見えなくなってしまう人間というのはそう珍しいことでもない。
だから好きなものに関してお金を溶かすのは決して間違いではないのだが…それでも家族に迷惑をかけたり借金をしたり、などといった行為は言語道断、であろう。
少なくとも僕はそう思う。
そして別にその宗教というのは何も格式高いキリスト教やイスラーム教、仏教やジャイナ教、などだけではない。サブカルチャーに代表される『推し』とかそういう概念も一つの宗教と言えよう。
冷静に考えて頭おかしいだろう。いや、僕も推しのグッズ集めるけど。缶バッジとか意味もなく購入してしまうけれど。
それもまた、宗教なのである。
最近目にしたツイートで『Vtuberにスパチャ投げるために借金しました!』とかなんとか言っていたのがあった。
恐ろしいものだ。
生活より『推し』なのである。ここまでくると病的というか、病気だ。
Vtuberもアイドルも俳優も、スポーツ選手に至るまで、ある意味教祖である。
そしてのめりこむ。
これがバカな信者なのである。(カタカナでバカと書くとより馬鹿らしいと気づいた)
信仰とは意志であり、願いであり、矜持である。
けれどこれを紡ぐため、他人に迷惑をかけるような人間は根っこから話にならない。
少なくとも、僕は他人に迷惑をかけてまで紡がれたそれらに価値はないと断言しよう。
信仰は趣味でもある。
結局は自分が好きだから、気に入ったからという理由で金を貢いでいるのである。
ならばその趣味は個人の世界で完結させて然るべきだろう。
間違っても他人に迷惑をかけてはならない。
そういうものだ。趣味というものは。
ボクの思考回路 いある @iaku0000
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