最終話 ラストエコーズ
もうダメなのかな? そう思った。いくら純子さんを想っても叶わないのかな? でも、道の向かいから純子さんが自転車で現れた時は嬉しかった。
今日は支援センターでカレー作りのプログラム。皆で作るカレーは美味しく出来た。良かった、純子さんが来てくれて。
お見送りの時、僕が働きたいと言ったら、純子さんも働きたいと答えた。そっか、そうだよね。僕は純子さんの意志を尊重しないといけないよね。いつもありがとう、そう言う純子さんはやっぱり可愛かった。
ある日、こう言う声を聴いた。
それは幻聴のクレヨンしんちゃんが泣いている声だ。なぜかはわからない。
そのうちにクレヨンしんちゃんの声だけ聴こえなくなる。幻聴はまだある。幻聴のクレヨンしんちゃんの声が、僕の耳にこだますることはもうないのか?
それがラストエコーだった。
(ありがとうございました! 次回は第三弾目になります! 題名はまた変わります!)
ラスト エコーズ 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo
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