第5話 悪夢の入院
これは自分が入院した時の病的体験である。入院の引き金は父親に暴力を振るったから。緊急に入院が必要だと医者3人から告げられる。僕の担当はその医者3人だ。そして入院して一つのことに気付く。自分は幻聴が聴こえる。そして自分は悪さをしていた小悪党。聴こえる自分に対する悪口が果たして幻聴なのか? 四六時中、悪口が僕を襲う。まるで地獄だ。退院しようにも、医者3人の決定が要る。自分は気が狂いそうになる。誰かが常に悪口を言っている状況。それは現実なのか幻聴なのか? 自分はひたすら耐えた。まるでお勤め。それから、自分は医者に嘘の症状を告げる。それは、医者の誤謬を誘発させる狙いがあった。同時に、自分は精神障害者だと診断されていた。その時のショックは計り知れない。だから、自分はひたすら耐えた。悪夢の入院は短いようで長かった。3ヶ月とはいえ、自分を見失わないのは大きなことだった。そして退院して、僕が何か変わった。それは精神に悪魔が宿った瞬間でもあった。幻聴のクレヨンしんちゃんが、僕を挑発する。
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