伝詩

私の最愛なる友へ


どうか元気でいてください

辛いことがたくさんあっても

また立ち上がればいい

しかし元気がなれば立ち上がれはしません

当たり前ながら

元気は活動の元となる気

気とはつまり力のことです

それを忘れてはいませんか

空元気でもいい

心が折れそうになっても

一度下を向いてしまっても

必ず立ち上がってください


そしてもう一つ

絶対に死なないでください

たとえ元気がなくなっても

これだけは絶対に守ってください


私たちの命は

最初から私たちだけのものではありません

先祖から代々受け継がれてきた命なのです

先祖のそれぞれがどんな気持ちで

命のバトンを繋いできたのか

それは私たちでは知りえませんが

それでも途切れることなく続く命のバトンです

授かった命をどうして粗末にできるでしょうか

私たちの命は自分たちだけのものと

そう思ってはいませんか


ごめんなさい

もう一ついいですか？

最愛の友人が

あなたの周りには必ずいます

突き放されたらしょうがないですが

何があろうとも

自分から突き放したらだめですよ

手放したらだめです

大切にしてください

それがいつか

あなたを必ず救いますから



最後になってしまいましたが

どうか幸せになってください


ありがとう

さようなら

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