ウィ アー フレンズ

@S_kouji

ある日

かばん「肌の色とか、住んでる場所とか、考えてることとか」


かばん「いがみあって、バカにしあって」


かばん「ぼくって、そんなに良い動物だったのかな」


サーバル「……」


***


サーバル「かばんちゃん、ちょっと、遊びに行こ!」


かばん「サーバルちゃん?」


***


ジャガーネキ「橋が出来た後、いろんなコがくるようになってね。いかだにのっけて、川の上の景色見せたりしてんだ。結構好評なんだよ」


コツメカワウソ「たーのしー!」


***


トキ「アンコール、ということかしら。ね、あなたも一緒に」


アルパカ・スリ「あ〜、いらっしゃぃ!あれからねぇ、お客さんもぼちぼち、くるようになったんゆぉ〜」


***


ツチノコ「ヴェハァァア!よく来たナァ、またおもしろいモンがいろーいろ(ry」


スナネコ「まんぞく。」


***


オグロプレーリードッグ「おかげではかどってるであります!プレーリー式のお礼参りを披露するでありますよ!」


***


ライオン「やーやー、ごぶさただねえ。あれからメンバー入れ替えて勝負したりしてさあ。ね、また何か、いいのあったら教えてくれないかな。キミたちも一緒に遊ぼうよ〜」


***


マーゲイ「会場の下見に、イベント企画、チケットの準備!あなたたちがチャンスくれたおかげよ!」


***


ギンギツネ「服脱ぐと温泉が気持ちいいのよねー」


キタキツネ「げぇむできて、幸せー……」


***


タイリクオオカミ「事実は小説よりも、ってね。良い経験になったよ」


***


ヒグマ「おかげでパークも賑やかになった。ありがとう、かばん」


***


サーバル「みんな元気そうだったね!」


かばん「う、うん」


サーバル「あ、ごめんね。疲れちゃったかな。あそこでちょっと、休憩しよ!」


***


かばん「ありがとう、サーバルちゃん。大丈夫。ぼくは元気だよ」


サーバル「そっかぁ……」


ボス「(ピロリロピロ……」


***


サーバル「あ、ハカセ」


ミミちゃん助手「まったく、ヒトというのは妙なことで悩む動物なのです」


コノハ博士「お前の悩みを晴らしてやるのです。われわれはかしこいので」


ミミちゃん助手「そして新作りょうりを作るのです」


***


コノハ博士「ここまでおまえは様々なちほーを見てきたはずなのです」


ミミちゃん助手「そして様々なフレンズに会ってきたはずです」


コノハ博士「われわれフレンズは、動物がヒト化したものだとされているのです」


ミミちゃん助手「そしてわれわれは、互いの長所を認め合う心、足らぬところを補い合う知恵、日々を楽しむ娯楽、危機を前に手を取り合い、共に乗り越える絆を手に入れました」


コノハ博士「いつもその先頭にいたのは、他ならぬお前なのです」


コノハ博士「忘れてはならないのです、かばん。お前も、素晴らしい動物なのです」


サーバル「私も、みんなも、かばんちゃんの素敵なところ、たっくさん知ってるんだよ!ね、大丈夫。自信持って!」


かばん「…ありがとう、サーバルちゃん。みなさんも、ほんとに」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ウィ アー フレンズ @S_kouji

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ