第4話 作戦
次の日は日曜日。芽衣は早いうちから裏山へ向かった。
早朝を選んだのは、また出かけることを葉津美につつかれたくないから。こうすれば遅起きの葉津美と会わないですむ。動きにくくなったお母さんのお世話は、手があいている店員さんたちに任せておけば大丈夫のはず。
昨日は自転車で行ったが、今日は歩き。自転車を押さなくていいにもかかわらず、芽衣は昨日より歩調がゆっくり。足が重いとか気が重いとかではない。重いのは荷物だ。もう秋なのに、アスファルトの照り返しが強いと感じてしまう。
「もう少し、もう少しで……」
芽衣はランドセルよりずっと大きいリュックにいろいろ詰め込んでいた。ハイキングコースでは余計に大変。
(よく考えたら、私って昨日のところに行けるのかな)
昨日は森へ入るときに小鳥の案内があった。出るときもそうだった。
獣道は入り口が目立たないので見落としてしまいそう。うまく見つけてたどり始めたとしても、途中でそれてしまいそう。
(私はここに住めっていわれても説得するだけだった。もういいやって思われてたら、シロトラ様は案内を用意してくれないかも)
心配はあったが、歩いているうちに昨日と同じ鳥の声が聞こえた。見覚えのある小鳥が木の枝に止まっていて、その下に獣道の入り口。
「よかった……」
そうつぶやいて、ハイキングコースからそれた。
昨日と同じように歩く、とはいかなかった。整備されていない道を大荷物と共に行くのは予想以上に大変だった。しかし芽衣は昨日の決意を振り返りながら一歩ずつ進んだ。
昨日よりも長い時間の後、芽衣はキューちゃんがいる木のうろを見つけた。白い煙がまとまって、うれしそうな顔のシロトラ様になる。
『よく来てくれた。歓迎するぞ』
シロトラ様の目は芽衣の大荷物に向いていた。引っ越しの大荷物と勘違いしているようだ。
「今日は住みに来たんじゃなくて……遊びに来ただけっていうか……」
『そうなのか。だが、ゆっくり決めてよいのだ』
芽衣は残念顔のシロトラ様に愛想笑いしつつ、リュックを下ろした。呼吸を整えてから、中をさぐる。
(昨日は大変だったよ。いろんなものをかき集めたり、練習したり。何もかも、シロトラ様とキューちゃんに帰ってきてもらうため!)
詰め込んできたものは全てその道具だ。
(寝る時間が短くなっちゃったし、ここに来るだけでも大変だったけど、私がやらないといけないんだ!)
①食べ物作戦
芽衣が最初に取り出したものは、大きなタッパー。
「これ、作ってきたよ」
フタを開けて、中に入れてきたものを見せる。シロトラ様が目を丸くした。
『串だんごではないか! しかもうつわにたっぷりと……』
「山じゃ食べられないだろうなって思って。はい、どうぞ」
『うむ』
芽衣はタッパーごとシロトラ様に差し出した。シロトラ様はうれしそうに受け取って、さっそく一本つまんだ。じっくりと観察する。
『うまくできておるではないか。お前はときどき作っておるし、当然といえば当然か』
「お父さんのおだんごほどおいしくはないけど……」
『それは仕方あるまい。団吉も修行の果てにやっと今の実力を得たのだ』
一本目を食べて、にっこりとした。
『味もよいぞ。そもそも、お前が自ら作ってくれたこと自体に意味がある』
「そ、そうかな」
芽衣はリュックから他のものを取り出した。
「キューちゃんにはこれ!」
缶のキャットフードだ。
「シロトラ様からもらったのもいいかもしれないけど、これも好きでしょ?」
フタをパッカンと開けて、キューちゃんのそばに置く。すぐおいしそうに食べ始めた。シロトラ様はそんなキューちゃんを見下ろす。少し誇らしそうだった。
『すまぬなキュー。わしだけ芽衣の手料理で』
キューちゃんは気にせず食べ続けて、シロトラ様もおだんごをどんどん食べていった。
(とりあえず、一つ目はオーケー! よろこんでもらえてる!)
芽衣はひそかにガッツポーズしていた。それに食べている二匹を見ていると安心できた。
②大事な人作戦
芽衣は、シロトラ様がおだんごを食べ終えたところで次の道具を取り出した。持ってきたものの中で特に重かった。
「山にいたら、これを見られないでしょ?」
大きなアルバムだ。かなり古くてぶ厚い。においも変わっている。シロトラ様は目を輝かせた。
『それは、あいつの写真か?』
「ひいおばあちゃんが生まれたころのからずっとあるよ」
芽衣は草の上にしきものを広げて、アルバムをどっしりと置いた。
(今はデータだけど、昔はこうしないと写真をとっておけなかったんだね。重くて場所を取るし、色も変わっちゃう)
一冊目をそっと開けてみた。壊れかけなので、注意して扱わないといけない。
茶色くなった写真に産着姿の赤ちゃんがいた。シロトラ様がなつかしそうにする。
『これはあいつが生まれてそうたたないころか。お前によく似ておる』
芽衣には似ているのかどうかわかりにくいが、喜んでもらえているのは間違いない。
ページをめくると、次にあった姿は若い男の人と女の人と赤ちゃん。ひいおばあちゃんの上ということは、ひいひいおじいちゃんとひいひいおばあちゃん。
『見ろ! この写真を撮ったとき、実はわしも一緒におったのだ。ほとんど写っておらぬがな』
そういわれてみると、変な光が写りこんでいる。芽衣は昔のカメラなので写り方がおかしくなったのだと思ったが。
芽衣がページをめくるたびに、シロトラ様はひいおばあちゃんとの思い出を語った。ニコニコしていて、葉津美たちのことで怒っていたときとは別人のよう。芽衣はホッとしていた。
『あいつが初めてわしと話してくれたのはこのころだったか。今でもはっきりと覚えておる。写真を見ればより鮮明になる。本当になつかしい……』
そういいつつ、写真に前足を伸ばす。芽衣は触れられる前にアルバムごとシロトラ様から遠ざけた。
「シロトラ様はツメを出しちゃうから、写真にキズを付けるよ?」
『そのようなもったいないことをしてはならぬな……しかし、だ。一枚くらいわしの手もとに置いておいてくれてもよいのではないか?』
「ダメ。なくなったって気づかれたら変に思われるよ?」
『そうであるな……』
シロトラ様はすねたように視線をさまよわせていた。
③趣味作戦
それをやることに対して、芽衣はためらっていた。あまりにも変すぎるからだ。しかし「どんなことでもする!」という決意を思い出して、リュックから道具を出した。
短冊とエンピツ。
短冊といっても、コピー用紙を細長く切っただけ。エンピツだって本当は筆がいいのかもしれないが、リュックの中で墨汁がこぼれたら大変なことになる。
「ええっと……シロトラ様って、いつもやってることがあるよね?」
『あるが……まさか、それを取り出したということは。お前は今まで興味を示さなかったのに』
「シロトラ様がいなくなったら、気になり始めちゃって……トラ俳句のことが!」
芽衣は短冊を下敷きと一緒に持って、エンピツを構えた。
「えーっと、うーんと、俳句だから季語がいる……トラが入ってて……」
ルールは知っているが、そう簡単には思いつかない。
「山にいるから……今は秋で、秋の季語……〈秋の山 トラとおだんご トラごはん〉」
自分でも意味がわからなかった。
「秋の山」は季語といえるのか。おだんごが季語になるのでセーフ?
おだんごだのごはんだのと、食べ物のことが二つも入っている。もう昼過ぎでおなかがすいているせい。さっきシロトラ様と一緒におだんごを食べたが、あまりおなかいっぱいになれなかった。
チラッと見ると、シロトラ様がプルプルふるえていた。笑いをこらえているのか、変すぎて腹が立ってきたのか。
『……すばらしい』
「え?」
『何という表現能力! これほどの才を持つものがそばにおったとは!』
「え……ええっ?」
ふるえていたのは感動していたせい。
『秋の山でトラと食べただんごがご飯の代わりになった、とうまく表しておる! 目に浮かぶようだ!』
ついさっきの自分たちだって、と芽衣は心の中で突っ込んだ。
『それだけではない。トラ・おだんご、トラ・ごはんと韻を踏んでおる!』
芽衣には「韻を踏む」という言葉の意味がわからなかった。元々適当に言葉を組み立てただけなので、どういうふうにいいのかさっぱりだ。喜んでもらえたことはうれしいが。
『わしも負けておれぬな!』
キューちゃんがあきれたようにあくびをしているなか、シロトラ様はどこからともなく短冊と筆を取り出して構えた。
『……よし。〈トラの風 もみじと混じる トラしっぽ〉。うむ! 数年に一度の名句であるな!』
芽衣はどういっていいかわからなかった。いつもトラ俳句は意味不明だが、今のは特に訳がわからない。
『お前はどうだったと思う?』
芽衣は目をそらしそうになった。意味がわからないものの感想を聞かれても困る。
「えっと……私はまだ、そのレベルにたどりつけてないかな」
『れべる……異国の言葉はよくわからぬ。鈴のことか』
「それはベル」
『では、腕前や格のことか。わしに追いつけぬのは当然。千里の道も一歩から。何ごとも修練によって変わってゆくのだ。だんご作りのときも話したであろう』
むしろ変なセンスを理解できるようになったら嫌、と芽衣は思ったが口にはしない。せっかく機嫌がよくなってくれているのに壊さなくてもいい。
『しかし……これは本当に喜ばしいことだ』
「どういうこと?」
『わしは基本的に友などいない。誰かと一緒に取り組めるというのは、とてつもなく貴重なことなのだ』
何十年かに一度だけ、シロトラ様を見ることのできる子が生まれる。長生きしてくれればいいが、必ずしもそうとは限らない。いなくなってしまえば、またシロトラ様は孤独に戻る。だからこそひいおばあちゃんとの思い出も大事にしている。
『本当に、お前が生まれてくれてよかった』
芽衣のことも大事な思い出になっていくのだろう。喜んでもらえているのならうれしいと、芽衣もうれしくなった。
芽衣は持ってきたものを次々に取り出して、シロトラ様に見せたり一緒に遊んだりした。
そうしているうちに時間が過ぎて、日が傾き始めた。キューちゃんも木のうろで丸くなって寝ている。
「そろそろ帰らないと。出るのが遅いと、家へ着く前に暗くなっちゃう」
『そうか』
シロトラ様はさみしそうな顔をしていた。
『また来るといい。そのときはここに腰を落ち着けてくれるよう、祈っておるぞ』
「そうじゃなくて……一緒に帰らない?」
恐る恐る出した一言に、シロトラ様はため息を一つ。芽衣はおされかけたが、引くわけにはいかない。
「ここじゃおだんごを食べられないし、ひいおばあちゃんのアルバムも見られないよ? トラ俳句だって、誰にも聞いてもらえない」
『お前がそういいたがっておることくらい、わしもわかっておった』
当たり前のことだ。昨日も芽衣は帰ろうと繰り返しいった。
『しかし、ダメだ。エサに食らいつくことはできぬ』
「私……そのためだけにやってたんじゃ、ないよ」
たしかに、芽衣も最初のうちは機嫌をよくさせるためだけに準備して実行へ移した。そのはずだった。
「今日、シロトラ様やキューちゃんと一緒にいられて、楽しかったよ。喜んでもらえて、うれしかった。私、またシロトラ様やキューちゃんと暮らしたい!」
声と一緒に涙もこぼれた。シロトラ様が目を見開いても止まらない。
シロトラ様は芽衣にしか見えない。キューちゃんはただの猫。それでも芽衣にとっては大切な存在。いなくなって、またここで一緒にいて、それがよくわかった。昨日までのつらさ、今日の楽しさを思うと、涙はどんどんあふれる。
「お願いだから、帰ってきてよぉ……」
『泣かないでくれ。お前にそんな顔をされては、守り神の名がすたる』
「出てっちゃったじゃない……!」
『そうであったな……』
シロトラ様はバツが悪そうだった。
『わしもお前を見守っていたい。しかし葉津美があの調子ではいかん。シンヤが愚かな犬で、キューがいじめられることも困る』
それは昨日も聞いた答えだった。今日一日やったことはムダだったんだろうか……芽衣はそんなふうに考えると余計悲しくなった。
『つまり、葉津美が少しでもまともになってくれればよいのだ。シンヤも葉津美がうまくしつければよい。飼い犬とはそういうものであろう?』
わずかな光が差したと、芽衣は感じた。
「じゃあ……!」
『シンヤをしつけるのは最低限のするべきこと。そして葉津美が反省し謝るのなら、お前の家に戻ろう。おっと、見えぬ存在であるわしに謝れといっておるのではない。ケガをしたキューにだ』
(ムダじゃなかった! 少しだけゆずってくれた!)
わずかな光だが絶対に逃がさない。芽衣は心にちかった。
帰りは行きがけより足取りが軽かった。しかし時間がたつにつれ、芽衣はテンションダウンしていった。
(本当に、どうにかなるのかな。お姉ちゃんは人間相手にだって謝ったりしない。そんな人が動物に謝ったりするかな)
考えてもどうしたらいいのかはわからない。家で葉津美とシンヤのふてぶてしい態度を目の当たりにすると、「そんなのムリ!」と思ってしまう。
答えが出ないまま次の日になって、学校でたまたま六年の教室の前を通った芽衣は、ますます気が重くなった。
「私のじょうぎ知らない? 池尻って、私の名前を書いてあるんだけど」
声が聞こえて、芽衣は自分が問いかけられたと思った。それはただの勘違いで、廊下にいる先輩が他の先輩と話していただけ。しかし芽衣は意識をより強く引きつけられることになった。
「どうしてあたしよりあんたの方が!」
芽衣にとってはいつものセリフ。教室をこっそりのぞくと、葉津美がコシギンズと一緒に男子相手を囲んでいた。コシギンズの片方は背が高くてもう片方は太っているので、威圧感がある。
「テストであんたの方がいい点なんて!」
葉津美に怒鳴られている男子は面倒くさそうな顔。
「八十点と七十八点だからあんまり変わらないだろ」
「あまり変わらないっていうなら、あたしのと取り替えなさい!」
「名前が違うからばれるっての」
「名前のところを破いて取り替えたらいいのよ」
「破いた形が合わないし他のところと字が違うだろ。お前、今朝も池尻にそんなこといってたな」
「つまんないわね……」
葉津美はいら立った様子で相手の机を見ていた。エンピツや消しゴムが置いてある。
(あれで書き直せとかいいたいの? お姉ちゃん、学校でもわがままし放題だな)
一緒にいた友だちがそでを引っ張ってきて、芽衣は教室の前から離れた。
「芽衣ちゃんも大変だね。お姉ちゃんがほうほう病とか、前にいってたことあるし」
「いつものことだよ」
「あ、そういえば……二丁目にお土産屋さんあるでしょ? いつも芽衣ちゃんちのおまんじゅうがあるけど、この前のぞいたらなくなってたんだよ」
その友だちは話題を変えようとしてくれたのかもしれないが、芽衣は胸がちくりと痛んだ。
(きっと契約を打ち切られたとかだ。お土産屋さんにおまんじゅうを置いてることはお父さんの自慢だったのに)
「もしかして、新作のおまんじゅうに変わる前触れとか?」
「大丈夫! 絶対私が何とかするから!」
友だちはきょとんとしたが、芽衣は無理やり自分をふるいたたせた。
(そうだ。絶対に私がやらないといけない!)
芽衣は店の中を数日ぶりに観察してわかったことを思い出した。
夢花屋の古株は大森さんと小川さんで、その一方がいなくなって他の店員さんは不安そう。そして残っている大森さんは大人しいので、葉津美のわがままに抵抗できない。この調子が続いたらもっと空気がおかしくなる。
(どうにかなるのかなじゃなくて、絶対どうにかするんだ。ほうほう病だろうと何だろうと、お姉ちゃんに頭を下げさせて……)
そう考えた途端にピンと来たことがあった。
「これだ!」
「何が?」
「えっと……何でもない」
そう答えた芽衣だったが、廊下を進む足が速くなった。
そこから先の授業は聞いているふりをしながらアイデアについて考える時間となって、帰りの会が終わると芽衣は家にダッシュ。ランドセルを自分の部屋に置いて、今度は自転車を裏山に飛ばす。ハイキングコースに入ってからは、一生懸命自転車を押した。思いついたことがあった以上、急いで動きたい。
途中で自転車を止めると、もういつもの小鳥がいた。
「案内よろしく!」
小鳥も芽衣の勢いにおどろいたのかもしれない。前までよりもハイテンポで誘導してくれた。
「シロトラ様……キューちゃん……」
芽衣は息を切らせながら進んだ。木のうろがあるところへ到着すると、キューちゃんもびっくりした顔になった。白い煙からいつもの姿になったシロトラ様も、不思議そうに見下ろしてきた。
『そんなにあわててどうした』
「あの……いっぺん、戻ってきて……」
シロトラ様が疑い深そうな目をした。
『この前はお前の涙に流されたが、あのような手が何度も通じるとは思わぬことだ。どうすればいいか条件を出しただけでも十分であろう。何もせぬまま帰ってこいといってもダメだ』
「そう、じゃ、なくて……ちょっと、戻ってきてくれるだけでいいの。キューちゃんと一緒に」
『何だかんだ話して長居させ、そのままにするつもりではないだろうな』
「そうでもなくて……神様として、やることがあるでしょ? お姉ちゃんにバチを当てるとか」
シロトラ様はきょとんとしたが、すぐに鼻で笑った。
『昔話ではそういう展開もある。だが、実際のところ神はそういったことをせぬのだ。手を出すのは掟で禁じられておるとお前にも話したはず。人間がいうバチとは、止めておった災いがこぼれたものだ』
「わかってる」
芽衣はようやく息が整ってきた。
「シロトラ様ができないなら私がやる! 私がお姉ちゃんにバチを当てる! シロトラ様は手伝いだけして!」
神様は人間に手出しできず、神様と話せる人も世間にはいない。だから神様は人間を思いどおりに動かしたりできない。しかしシロトラ様には芽衣がいる。話を聞いたりできる人間がいる。
芽衣は思いついたことを全て話した。聞き終えたシロトラ様は、少しだけ笑った。芽衣はそれを見てホッとした。
(きっとうまくいく。うまくいかせる!)
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