肉体
機械の体になりたいといったら
しかめっ面された
それは無理だよとも言われた
なんで?
本当は怖かったの?人間以外の体になるのが
皆、肉体のほうが人間らしいという
嘘、本当は人間やめたい癖に
人間らしさなんて空虚なの
とっくに気付いていたよ
不思議だ、外が違うだけなのに
途端に人間とは認めないなんて
その人が本当に人間か分からないくせに
肉体は嘘つきだよ
生まれた意味なんて、考える暇ない
食べて、寝て、働いて、はい人生終わり
いつまでこんなことやっているのだろうか
早く機械の体になりたい
そしたら、本当の自由がある気がする
錯覚かもね、楽園なんてありはしないのだから
この世界のどこにも
だから、早く肉体の体を捨てて
世界を見てみたいよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます