髙国建国神話


 時は――――戦国。

 かつて栄華を誇った雅国がこく――――髙国こうこく前王朝――――の力も衰え、各地には軍閥が跋扈する時代になっていた。


 幾度も幾度も繰り返される戦により、民は傷つき、疲れ果て、いつしか生きる希望すら失われていった。


 そんな軍閥が天下の覇権を握らんとしのぎを削っているころ。

 戦火を逃れた小さな村で、一人のの子が産声を上げた。

 彼の名は――――そう泰伯たいはく。後に髙国を建国し、戦で傷ついた国を見事に蘇らせた、歴史上最も名高い人物である。


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