応援コメント

昭和 久美子と達彦」への応援コメント

  • 妊娠中身動き取れずにいる娘に労りの言葉もかけないお母さんも、たっちゃんお兄さんとの思い出のなかでは いつでも小さな久美子ちゃん。
    兄のいない私にとって 久美子ちゃんとお兄ちゃんの優しい時間はとても眩しく感じられます。

    そして娘さんも お母さんのドライな態度に愚痴りつつも、いきなり現れた叔父さんを一生懸命 お母さんに見せようとして すかさず写真まで撮るあたり、 心の底ではちゃんとお母さんを気ににかけているのでしょうね。

    複雑な母娘関係、戦争で絶たれたたっちゃん兄ちゃんと久美子ちゃんを繋いでくれたのは、(娘さんの胎内の)新しい命で、ママが退屈してるから気を利かせたのかなと、家族の連係プレイを見る思いがしました。

    作者からの返信

    11人兄弟の末っ子で依頼心の強い母がいつも褒めるのがたっちゃんおじさんで、そのころは単なるブラコンだと思っていましたが、母方の祖母に何回かに分けて「達彦の話」を聞いた辺りから、末っ子なりの苦労を思いやることができるようになったかな。
    とはいえ母と娘ってなかなか素直になれないものです。ちなみに血まみれの軍服を着た息子や兄弟が玄関に立っていたというお話は、我が実家の辺りに多いです。
    満州開拓に渡った人口がとても多い県でしたから、そういうお話も自然発生するのかもしれません。