いまの世の人らのうへに降りかかる自分らしさといふ呪ひかも
【読み】
いまのよのひとらのうへにふりかかるじぶんらしさといふのろひかも
【大意】
当世の人たちのうえに降りかかる「自分らしさ」という呪いよ。
【附記】
SNSなどを覗くと、多くのひとが自分のいろを出すべく四苦八苦しているように見える。しかし世に言うほど「自分らしさ」は素晴らしいものではない、とわたしは思う。「旅人」なる普通名詞で呼ばれんとするようなメンタリティがもっとあってもいいと思うがどうか。
「自分らしさ」を鼓吹する場のひとつは学校であろう。「すべての教育は洗脳である」との意見が、ここに至って重々しく響くように思う。
【例句】
旅人と我名よばれん初しぐれ 芭蕉
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