晴れとこそ思ひたりしか降るなかに洗濯物をほすがかなしさ

【読み】

 はれとこそおもひたりしかふるなかにせんたくものをほすがかなしさ


【大意】

 晴れとばかり思っていたものを、(雨が)降るただなかに洗濯物をほすかなしさよ。


【附記】

 世間のひとは天気予報にどの程度の信頼を置いているであろうか。きょうあすはだいたい当たるものの、一週間後ともなれば当たるも八卦当たらぬも八卦とわたしは思っている。

 ときに、わたしは日本の韻文で脚韻をふむことに否定的なのだが、第ニ句と結句の末尾で韻をふむのはありかもしれないとふと思った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る