私をなみして仕事をせしあとの独酌をするときの楽しさ
【読み】
わたくしをなみしてしごとをせしあとのどくしやくをするときのたのしさ
【語釈】
なみす(無みす・蔑す)――(形容詞「ない」の語幹に接尾語「み」の付いた「なみ」に、動詞「する」の付いたものから)そのものの存在を無視する。ないがしろにする。あなどる。[参考:デジタル大辞泉]
【大意】
おのれを滅して仕事をしたあとに独酌をするときは楽しいことである。
【附記】
どれほど仲のいいひとであっても、常に一緒にいれば大なり小なり疲れてしまうにちがいない。ひとりで過ごすことは究極の贅沢ではなかろうか。
「なみす」は辞書的な使い方ではないかもしれない。ここでは語源に立ち返って使用した。
【例歌】
たのしみは
たのしみは空暖かにうち晴れし
たのしみは常に見なれぬ鳥の来て軒遠からぬ樹に鳴きしとき 同
たのしみはまれに
たのしみは
たのしみは心をおかぬ友どちと笑ひかたりて腹をよるとき 同
たのしみは
たのしみはいやなる人の来たりしが長くもをらでかへりける時 同
たのしみは田づらに行きしわらは等が
たのしみは数ある
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