世のなかの真中にありて立ちつくすさくらのはなのちる夕かも

【読み】

 よのなかのまなかにありてたちつくすさくらのはなのちるゆふべかも


【大意】

 世界の中心にいて立ちつくす、さくらのはなのちる夕べなのであった。


【附記】

 案外自分のいるところが世界の中心ではないかと思う。和語だけで詠むことに達成感をおぼえる。


【例歌】

 春の野に霞たなびきうら悲しこの夕影に鶯鳴くも 大伴家持

 我がやどのい笹群竹吹く風の音のかそけきこの夕かも 同

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