饒舌になりたくなるを抑へてはわが作品に語らするかも

【読み】

 ぜうぜつになりたくなるをおさへてはわがさくひんにかたらするかも


【大意】

 饒舌になりたくなる気持ちをぐっと抑えては自分の作品に語らせることである。


【附記】

 世のなかには饒舌な文章とそうでない文章があると最近聞いた記憶がある。自分の作品に解説をつけることを悪と思わないが(この点に関してはいずれどこかで改めて取り上げる考えもある)、饒舌になるのは自信のなさの表れと考えるようになってきた。こうした場所に書く文章も1文か2文程度にするのが理想的かと考えている。コミュニケーションにも作法があるに相違なく、(解説ではない)作品になるべく多くを語らせるのがこのような場の流儀かとも思う。

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