言葉ほどあてにならざるものはなし嘘をつくこそ人の本意なれ

【読み】

 ことばほどあてにならざるものはなしうそをつくこそひとのほいなれ


【語釈】

 本意――辞書的な意味だと「本来の志。かねてからの希望」(精選版 日本国語大辞典)。ここでは「ほんい」、すなわち、「本来あるべきさま。特に和歌・連歌・俳諧などで、ある題材が本来備えている、最もそれにふさわしいと考えられる性質や意味、あり方」(同前)の意で用いている。


【大意】

 およそこの世で言葉ほどあてにならないものはない。嘘をつくことこそが人間の本情なのである。


【附記】

 元来の考えに従うなら、こうした歌は「正述心緒歌(ただにおもいをのぶるうた)」に分類されるのであろう。


 推敲前、結句「人のさがなれ」。和歌にも(要所で)漢語や外来語を取り入れてもよいようにいまは思っている。

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