時の川ながれは絶えて夢の苑に出立つ見ゆるむかしびとかも
「出立つ」は出て行って立つというような意味。
「むかしびと」はむかしのひと。
眠るときに時間の感覚のなくなるさまを表現した。
最初は第三句を「夢の国」とする案だった。しかしそれだと某テーマパークのようなのでもっとよい表現をさがした。次に出た案は「夢の岸」。これは初句の「時の川」という表現を受けてのものだがなにかひっかかった。流れが絶えたら岸もなにもないのではないか。そのようなわけでまた新たな表現を求めて今の形に落ち着いた。
「
また、その古歌のもとに成立したであろう「
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