綾上澄さま
初めまして。@syukitadaと申します。
この度は企画に参加して頂き、ありがとうございます。
ベビーカーから落っこちた幼児とその母親の姿を描いた掌編ですね。
獅子は子どもを千尋の谷へ落とすと言いますが、母親の「やめろ!」の一言にはそれにも似た雄々しさを感じさせます。
それにしても、今どきの母親でこれほどのことできる人が、どれだけいるのでしょうか?
恐らく、この親子以外の雑踏に紛れている人物達にはいないでしょうね。
うーん、考えさせられました。
ありがとうございました。
作者からの返信
コメントをありがとうございます。
嬉しい言葉をありがとうございます。
これもまた、愛情の形なのかなーと思って。
その姿はけれど、雑踏の中では無に等しく、そんな様子なんて誰も気にかけず現代の人々は進んでいくのでしょうね。
後半の迫力に圧されました。
私もいつの間にか商店街を通りかかって、遠巻きに見ているうちの一人になってしまいました。
作者からの返信
青さん
ご感想をありがとうございます。
彼女もその子も、けっきょくは雑踏のうちのふたりにすぎないのかもしれません。本質は変わらないのです。
彼女が周りの人間の様子がおかしいことに気づいたら、放っておくか、やはり遠巻きに眺めるのだと思います。
しかし自分たちのことを決めるのは自分たちなのです。周りの人は、関係ないと思うのです。
そこに人の入り込む余地はなくて。これは雑踏の中の個人の物語ではありますが、同時に雑踏のうちの他人が目的をもって行動したとき、その個人も多数の取り巻きに姿を変えるのだと思います。
薄情なものです。
そういう気持ちから、書いてみました。
お読みいただきましてありがとうございました!