幽霊の唄

どうしてヒトは生きるの?

キミのペンダントにも触れずに

私は意味もなく問いた


どうして私はいるの?

嘆いて 答えて

奪われて


どうして人形はほつれるの?

生まれて以来

抱き締めていた宝物も


どうして私は暴けないの?

温度と笑顔もなく

キミにも寄り添えぬまま


キミを愛せぬままに

私を愛せぬままに


五線譜は、不協に和音で。


こんなままで悠久を見るなら。

こんなままで刺激もないなら。


キミにすがる事もなく、

キミといてみようか。


Say not a word.

Delete

Delete...

Delete!!!


果たせなかったイノセント

始められぬままの恋


ヒトになれたのならって、

ヒトになる夢を見てたのに


私は宴も出来ないけれど

最後に意識はキミを............



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る