透明な恋

廻る季節の終わりで

知るものとしたら


それは、たぶん後悔だろう。


蛇の誘惑に引き取られた

過ちを繰り返した日々が

僕を不器用なりに支えている


空に行ってしまった君の

最後の言葉は


愛していました、

まさしく初めての告白だったんだ


泣いて笑った時に

鳥になりたいなって思った事がある

大きな木々 舞うもろい葉のように


かっこよくなくても良いから

置き忘れた時を忘れても良いから

もう一度空を飛んでみたい


僕に僕が蹴りつけて

焦がれた思い出も捨てて

生まれ変われる術を


交わらぬ道でも

意味が交わえば、本当になる

そうだろう?もうお分かりさ


無駄遣い 無駄じゃない!

無駄遣い ありえない!


雲から光が出てくる前に

快晴になるまでに

僕はまた僕を貫いた


透明な恋もしているけれど

レースに手を伸ばしていく

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