第2話 幸せってなんだろう

なったことがないから分からない。


この人生は、苦難の連続で、これでもか、これでもかと様々な出来事がふりかかる。


お金がたまりかけたら、失業し、またたまりかけたら、失業し、、、


の繰り返しで、多少「貯金」があったとしても、それは「貯金」ではない。


毎日、生きていることが苦しくて、つらくて、時間の過ぎるのが長くて、、


それでも「死」という選択はできない。


残された人の苦しみや悲しみを想像すると、思いとどまってしまうし、残念ながら人に迷惑をかけない死に方なんてない。


ただ、この苦しみメリーゴーランドはいつまで続くのか、、


IT関連の仕事に応募して、面談までいったものの、連絡すらない。


某フリーエンジニア向けのサイトは、登録のあと、カウンセリングがあるはずなのだが、それすらない。


電話をしたら、担当者より、折り返し電話します。


って言ってきたが、いつのことなんだろう。


もうこれ以上やりたくない仕事はやりたくない。


いちおうバブル世代のはずなのに、バブルの恩恵は受けていない。


唯一恩恵があったとしたら、仕事があったということだけだろうか。


若いみなさんには申し訳ないが、今より仕事があふれている時代があった。


そこで、地盤を築けた人は、老後になってもおそらく安定した道ができ、そうでない人は、苦しみを味わうことになる。


35を過ぎたあたりから、職業選択の自由がなくなり、そして、今50代になって、毎日を「どう生きるか」


ただそれだけ。


何か贅沢をしたいとか、そういうことではなく、「心の平安」がほしい。


多くなくても、友人に囲まれ、笑って過ごしたい。


そんなささやかな「幸せ」が私のところに来、


扉をたたいてくれるのだろうか?


やっぱり、ある程度お金がないと、ほんとみじめになる。


心がすさむ。


お金がないときの引っ越しのアルバイトは気が狂いそうだった。


30も下の上司?に、理不尽ないいがかりをつけられ、何度こぶしをふりあげそうになったことか、なんとか、いかん、いかんと、理性を働かせて、ことなきを得たものの、自分の頭の中で、どれくらいお金がなくなると、どうなっていくかのシミュレーションがだいたいできているから、失業したとしても「デッドライン」前には手をうたないといけなくなる。


こんなこと考えたくない。





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