バブル経済の功績と罪過に関する考察
第55話そして時代はバブルへ突き進む!
「人、まぁ物でもいいんだけど、まず悪い部分から愛すようにつとめる。
つまり、面倒くさくてドロドロにぬかるんだ道を選んで
それを克服出来た先に、本当の愛があるような気がする」
「私は、なるべくいい部分しか見ないようにつとめるわ。
いい部分だけ見て楽しんで、汚い部分はそういうのが好きな人に任せればいいじ
ゃない」
「その役割は、つまり汚い部分を好きな人というのは、僕のような人をさしてる
んだろうね?」
「もちろん」とても意地悪そうに笑った。意地悪といっても底意地の悪いという
カンジでは決してない。
社会には個人個人に与えられた様々役割がある。
優子みたいに、常に綺麗でいることが、役割の人間も居るのだ。
ほんの一握りだと思うけれども。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます