バブル経済の功績と罪過に関する考察

第55話そして時代はバブルへ突き進む!

「人、まぁ物でもいいんだけど、まず悪い部分から愛すようにつとめる。

つまり、面倒くさくてドロドロにぬかるんだ道を選んで

それを克服出来た先に、本当の愛があるような気がする」



「私は、なるべくいい部分しか見ないようにつとめるわ。

いい部分だけ見て楽しんで、汚い部分はそういうのが好きな人に任せればいいじ

ゃない」


「その役割は、つまり汚い部分を好きな人というのは、僕のような人をさしてる

んだろうね?」


「もちろん」とても意地悪そうに笑った。意地悪といっても底意地の悪いという

カンジでは決してない。


社会には個人個人に与えられた様々役割がある。

優子みたいに、常に綺麗でいることが、役割の人間も居るのだ。

ほんの一握りだと思うけれども。

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