第6話トラ船長と宇宙骨董市③~なぞの石箱

 その惑星は荒涼としていました。絵地図が示している地点につくと、岩石が積み上げられた巨大な台形の構造物があり、壁には入り口らしき横穴がありました。ガメ船長、ボンタ、トラ船長の三人は中に入っていきました。三人はトンネルの中をいろいろ回りめぐって、最後に大きな部屋にたどりつきました。部屋の中央には古い長方形の石の箱がありました。箱の表面には版画の一部と同じ図面があり、版画の抜け落ちていたところにはいろいろと文字が書かれてありました。

「ボンタ、この文字のところに解読器をあててみてくれ」

 解読器には ”この棺をあけるべからず。あけた者にはかならず報いがあろう” と表示されました。

「ここで帰ろうぜ、ボンタ。ややこしいことはごめんだ」

 トラ船長とボンタは帰ることにしました。

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