第4話トラ船長と巨大宇宙船①~宇宙の大ヘビ
マタタビ号は銀河のかなた、地図もないところを航行していました。
「ボス、前方から巨大な棒状の物体がゆっくりと近づいてきます。うわー、ものすごく大きいです。逃げましょう」
「あわてるな、ラット。モニターで確認できるまで待ってみようぜ」
「頭でっかちの大きな蛇に似ているなあ。このへんの小惑星よりもずっと大きい。巨大宇宙船だろうか」
すると突然、巨大宇宙船の先の頭のこぶのところに大きな一つ目が開きました。一つ目はマタタビ号をじっと見すえると黄色い光線を発射しました。
黄色い光線がマタタビ号をとらえると、船は身動きがとれなくなりました。マタタビ号は光線を当てられたまま誘導されて大きな口のなかに吸い込まれていきました。内部では小惑星や大きな岩石が巨大な金属の歯に四方から挟まれてつぎつぎとつぶされて、奥にのみこまれていました。マタタビ号はレーザー砲で壁を破ってそこから内部に入っていきました。しばらく暗い空間の中を飛んでいくと大きな広間が見つかり、その中央に着陸しました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます