第3話トラ船長と空間モグラ③~モグラを取り逃が
「よし、そこだ」
マタタビ号は超空間ドライブをおこない、トンネルの出口に急行しました。そこで茶色い小さな宇宙船を見つけました。トラ船長は補足光線を出して、マタタビ号の中に茶色の宇宙船を取り込みました。
「オイ!出てこい」
トラ船長がマイクで呼びかけると小さなモグラのような宇宙人が出てきました。船の後ろの荷物室からはトラ船長が集めた珍しい金貨や宝石も見つかりました。
「たくさんあるな、ほかからも盗んでいるのか」
「ヘイ、そうです」
「おまえ、時間トンネルのほうはやっていないだろうな」
「ダンナ、アッシはまだそんな技術はもってねえですよ」
宇宙人はすでにトラ船長の金貨や宝石の一部を売り払っていました。
モグラはトラ船長が一瞬目を離したすきに、自分の宇宙船に逃げ込んで荷物の後ろに隠れてしまいました。
「フッフッフ、さいなら」という言葉を残して、部屋のどこかにある空間トンネルの入り口に逃げ込んで姿を消してしまいました。トラ船長とボンタは、モグラとトンネルの入り口を探しましたがどこにも見つかりませんでした。
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