第3話トラ船長と空間モグラ②~空間トンネル

二日後、モグラは暗闇のなかから突然現れてきました。

「待て、コノヤロウー」

トラ船長がとびかかった瞬間に、モグラはどこかに消えてしまいました。

「フッフッフ、ひっかかったな」

 トラ船長は宝石にかすかな金色の光線をだす発信機をしくんでいました。トラ船長はマタタビ号にもどりモニターを見て、宝石にしくんだ光線のあとをたどることにしました。しかし、金色の光線は倉庫のすみで途切れていました。

「空間トンネルを掘っているな」

 トラ船長はモニターを超空間表示に切り替えました。金色の光線のあとは四次元空間のなかでグルグル回転やカーブを何回もくりかえして、出口は2783万6千キロ先にありました。


 

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