第19話 アポロ作戦

 0087年8月10日

 月面にある都市『フォンブラウン』を武力制圧するという『ティターンズ』らしい作戦。

『シロッコ』の『ドゴスギア』は『ジャマイカン』の『アレキサンドリア』部隊を囮に使い、さらに自身の部隊『ジェリド』隊すら囮にして『エゥーゴ』の足を止め、その隙に強引に入港。

 さらに『エゥーゴ』に部隊を引かなかれば『フォンブラウン』に全面攻撃を仕掛けると脅しかけてきた。

 結果『エゥーゴ』は撤退したので無傷で『フォンブラウン』を手中にした『ティターンズ』だったが『ジャマイカン』は『シロッコ』の独断に激オコ。

 キーキーうるさいので『フォンブラウン』の指揮を譲り、負傷した部下『ジェリド』付き添いの『マウアー』を置いて『ドゴスギア』で月を離れる。


 一度は撤退した『エゥーゴ』は偵察の『ヤザン』と交戦になり、『ファ』が『フォンブラウン』に逃げ込んで被害甚大…この女、ホント使えない。

 しかし、この戦闘のドサクサで発電施設を『エゥーゴ』が占拠。

 コレを知った『ジャマイカン』はあっさりと『フォンブラウン』から撤退した。

 この撤退命令が後に『ヤザン』に討たれる要因となる。


 民間人の『ティターンズ』の印象は悪くなったものの結果だけ見れば『エゥーゴ』もまぁまぁ迷惑である。

『ファ』のせいである。

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