第43話 たどりついた真意

『セブンスターズ』は『マクギリス』の招集で『ラスタル』『イオク』が不在の場で糾弾したようです。

「ヤツの真意を俺は知りたいと願ってきた。そしておぼろげながらにたどりついた答えがある。それが正しければ必ず」

『ヴィダール』も『マクギリス』の動きに反応します。

「今の私はギャラルホルンにとって逆賊でしかない。しかしあれを手に入れれば立場は一転するでしょう」

『ガルス』に語る『マクギリス』


『ラスタル』も『アリアンロッド』を招集します。

 反乱した『ギャラルホルン』と行動を共にする『鉄華団』

『マクギリス』が『ガルス』に語った『アレ』の前に立つ。

 アレとは『バエル』

 ギャラルホルンの創設者『アグニカ・カイエル』の魂が宿るモビルスーツ『ガンダム・バエル』

 しかしその場には『ヴィダール』も…。

「やはりここに来たか」

 仮面を外した『ヴィダール』

「ガエリオ・ボードウィン」

 回想を経て『マクギリス』と話す『ガエリオ』

「隣に立つことがかなったと思った。お前は俺の前では仮面を外してくれているとそう感じた。なのに」

『バエル』に乗れという『ガエリオ』

「今の俺は多くのものを背負っている。しかし全てお前の目には永遠に映らないものたちだ。お前がどんなに投げかけられても受け入れようともせず否定するもの。それら全てを背負いこの場で仮面を外したお前を全否定してみせる」

 その前に『バルバトス』が飛来する。

「やっていいの?」

『ガエリオ』では勝てないと言う『マクギリス』に『ガエリオ』が答える。

「そうだな、俺では無理かもしれない、しかし俺たちならば、アイン‼さあ好きなように使え。俺の体をお前に明け渡す」


 場面が変わり

『ジュリエッタ』に『ヤマジン』に『ガンダム・ヴィダール』には『疑似阿頼耶識』が搭載されていることを知らされる。

『アイン』の脳に負荷を追わせることでフィードバックを抑えるシステムであると。


『三日月』と『ガエリオ』が戦っている隙に『バエル』を起動させる『マクギリス』

『バエル』を見た『ガエリオ』は撤退する。

「聞け、ギャラルホルンの諸君‼今300年の眠りからマクギリス・ファリドのもとにバエルはよみがえった」

 高らかに宣言する『マクギリス』

「ギャラルホルンの創設者アグニカ・カイエルの魂が宿るモビルスーツガンダム・バエル。マクギリスの本当の狙いは錦の御旗だったというわけか。あれは子供の戯れ言かと思ったが、本当に実現するとはな、どこまでも愚かな、お前は大人になれぬ子供だよマクギリス・ファリド」

 目を閉じる『ラスタル』


 事実上の『ギャラルホルン』を掌握した『マクギリス』

「ギャラルホルンを名乗る身ならば、このモビルスーツがどのような意味を持つかは理解できるだろう。ギャラルホルンにおいてバエルを操る者こそが唯一絶対の力を持ちその頂点に立つ。席次も思想も関係なく従わねばならないのだ。アグニカ・カイエルの魂に」


 仮面を外した『ガエリオ』も生存を伝え、宣言する。

「ガエリオ・ボードウィンはここに宣言する。逆賊マクギリス・ファリドを、討つと」




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