第39話 助言
『鉄華団』から『アジー』と『エーコ』が『名瀬』のもとへ帰ります。
そして『ラフタ』も…。
『昭弘』と互いに惹かれつつあったのに。
『鉄華団』に復讐を『イオク』が『ジャスレイ』に連絡をとりますが、『ジャスレイ』は、その裏にいる『タービンズ』こそ叩くべき相手だと伝えます。
「鉄華団の兄貴分、名瀬・タービンが率いるテイワズの下部組織の一つです。鉄華団が曲がりなりにも立場を維持していられるのは、こいつらの擁護があるからなのですよ」
そして部下の心配も他所に『イオク』使用・保有を禁止されている大型のレールガンを持ち出し『タービンズ』討伐に乗り出します。
試作機の実戦テストも兼ねて『ジュリエッタ』まで参加してしまいました。
『ラスタル』は知りつつも止めることはしませんでした。
「クジャン家の人間たちは彼のためなら命を投げ出す。それは当主への忠誠というだけではない。ヤツの率直さと熱意には人を動かす力があるのだ。君が仮面さえ脱いでくれればイオクもこのようなまねをせずとも済むのだが」
『ラスタル』が『イオク』に求めているのは功績ではなく、カリスマ性。
『ヴィダール』に本音を語る『ラスタル』
しかし『ヴィダール』は『ラスタル』の真偽を測りかねています。
そして理解するのは簡単にはいかないという『ラスタル』に『ヴィダール』は答えます。
「彼を理解する権利が私にはあると思っている。私は彼に殺されたのだから」
『彼』とは『マクギリス』のこと。
その『マクギリス』も動きを知り覚悟を決めます。
「全ての同志たちに連絡を。ついに立ち上がるべき刻が来たと」
「あの仮面が本当にあの男だとするならば、私はすでにラスタル・エリオンに襟首をつかまれていることになる。しかし私の魂まではつかめはしない」
『名瀬』と『アミダ』が昔を語り『鉄華団』は家族を知らなかった自分達に重ねてしまうと…そのとき『ギャラルホルン』の強制捜査が入ったと連絡が入ります。
『マクマード』の元にいた『三日月』その元に連絡が入ります。
『タービンズ』が禁止兵器を取り扱ったと…その兵器とは『ガンダム・フラウロス』
そして『名瀬』が行方をくらましたと。
『名瀬』は『鉄華団』を切り離します。
それは『オルガ』のためです。
『オルガ』は『マクギリス』に助けを求めますが、『イオク』に対してやれることはない。
『オルガ』は『名瀬』の元へ行こうとしますが止められます。
関係ないことだと。
違法組織となった『タービンズ』当然『テイワズ』とも縁を切られるかもしれません。
仕組んだのは『ジャスレイ』ですが、どっちに転んでも…そう指示したのは『マクマード』です。
『名瀬』は『オルガ』を説き伏せます。
「家族を幸せにするってのは並大抵の覚悟じゃできねぇことなんだ。他の些末事に足を取られてる暇はねぇ。火星の王になるってのも鉄華団のヤツらに楽させるため。お前がそう言ったんだろ。分かったら前を向け。鉄華団を、家族を守る。それだけを考えろ。いいな?オルガ・イツカ」
『ギャラルホルン』と『タービンズ』がぶつかります。
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