第36話 穢れた翼
「起動してしまった以上破壊するしかない。できるものならだがな」
『マクギリス』
「こういう事態を避けるために慎重に事を運んだというのに。イオク・クジャン愚かにも程がある」
そう『イオク』は愛されるバカなのです。
『鉄華団』に運び込まれたのは遺物はサブユニット『プルーマ』
向こうでも起動し暴れたようです。
鎮圧の情報はすでに『オルガ』に入っていました。
無数の『プル―マ』を相手にする『イオク』隊
「意気だけで勝てる相手ではありません、この場は我らがしのぎます。ですからどうか」
「敵は必ず取る‼我が名に懸けて‼誓うぞ」
部下を捨駒に撤退する『イオク』涙を流しての撤退です。
バカだけど部下に慕われる幸せ者なのです。
『ラスタル』は連絡を絶った『イオク』情報をとるために『ジュリエッタ』も火星へ降ります。
(だが好機ではある。私がそのモビルアーマーとやらを倒せばラスタル様のもとへ七星勲章を届けることができるかも)
採掘場のMS部隊は全滅、生存者ゼロ。
コクピットが念入りに潰されていたとのことです。
『マクギリス』は『モビルアーマー』とはそういうものだと言います。
そして『三日月』に尋ねます。
「キミはアレをどう見た?」
「すごかったな。すごくきれいだった。地球で見た鳥みたいだ」
「鳥ではないよ。あれは天使だ。天使の名を持つ人類の災厄。かつて人類に敵対し、当時の人口の4分の1を殺戮したという化け物だ、モビルアーマー、人を狩る天使たち。そしてその天使を狩るために天使をまねて造られた悪魔。モビルスーツ。それを操るための阿頼耶識」
ともあれモビルアーマーを止めることにした『鉄華団』
『モビルアーマー』は人口密集地へ向かうということで『クリュセ』の『クーデリア』にも非難を促しますが全員が避難できないなら自分もしないと言い出します。
そして『クリュセ』到達前の谷で待ち構える『三日月』
『モビルアーマー』を見張る『昭弘』達、移動速度は早くない。
準備する時間を稼げると思った矢先に『モビルアーマー』に砲撃が…。
「どこのバカ野郎だよ‼」
そう『ギャルホルン』『セブンスターズ』のバカ野郎『イオク』様です。
「あ~っはっはっはっ‼やった、やってやったぞ‼これで手向けになるか?お前たちの忠義のおかげであのモビルアーマーに一矢報いることができた」
砲撃に驚いたのは『昭弘』だけではありません。
『ジュリエッタ』もです。
こんな距離で撃っても、かすり傷にもならないと。
『イオク』様曰く『レギンレイズ』の最高出力だそうです。
「その程度でなんとかなるならモビルアーマーが最強の兵器などと呼ばれたりはしません」
お陰様で『モビルアーマー』は進路を変えました。
防衛線意味なし…。
進路を戻すために『三日月』が向かいます。
『昭弘』達は変わった進路の先農業プラントの前で交戦になります。
ビーム兵器に驚く『ライド』
右手首が使用不能となった『獅電』で群がって来る『プル―マ』を相手に格闘中ですが数が違います。
そこへ『バルバトス』
「生きてる?」
『マクギリス』『石動』も進路変更した『モビルアーマー』の元へ向かっていました。
その前には…。
「ガンダム・フレーム」
そう『ガンダム・ヴィダール』
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