第35話 目覚めし厄祭

『鉄華団』に運び込まれている正体が解らない厄祭戦時代の遺物。

『エーコ』の提案で『ギャラルホルン』に確認することになりました。

 余計な事を…。


『マクギリス』が『オルガ』に採掘の中止を頼みます。

 そして、この件を自分の所に持ってきたのは正しい判断だと。

『モビルアーマー』

「厄祭戦の中心をなす禁忌の存在。数億という人命を奪い文明を滅ぼした巨大兵器だ」

 すぐに火星に向かうことを決めた『マクギリス』


 その動きは『ジャスレイ』のところにも伝わります。

『セブンスターズ』と密約の場を設けるエサを探していた『ジャスレイ』

「ファリド家当主の隠密行動、手土産には十分だ」


 内密というわりに情報が広がっている…これが『ギャラルホルン』

『イオク』『ジュリエッタ』まで『マクギリス』が内密に火星に行くことが伝わります。

『モビルアーマー』のことも。

「アグニカ・カイエルと我らセブンスターズの始祖たちにより全てのモビルアーマーは滅ぼされ厄祭戦は終わった。その残骸が火星にまだ残っていたとはな」

『ラスタル』も驚く事実、そして『ヴィダール』が言うには、

「ヤツが動くということはもしかすると火星にモビルアーマーの本体があるのかもしれない。仮にそうだとすればファリド公の狙いは七星勲章、現在第一席のイシュー家は当主不在。もしファリド公が七星勲章を手に入れれば300年ぶりに席次が変わる可能性が出てくる」

『ラスタル』も見逃せない事態です。

「300年目の七星勲章と戦後体制の破壊。それがヤツの言う変革か」

『ラスタル』に情報を流したのは『ジャスレイ』名を覚えておこう…手土産としては上々。


『クーデリア』の事務所を訪ねた『三日月』

 給料を全部『クーデリア』に預ける『三日月』

 そんな『三日月』を見て秘書の『ククビータ』は学校の必要性を改めて感じます。

「あの子たち無欲ってわけじゃないのに金の使い方すら分からないか。社長のおっしゃるとおりですね。彼らはあまりに何も知らなさ過ぎる。そのためにも学べる場が必要だ」


 火星に着いた『マクギリス』

「モビルスーツとはもともとモビルアーマーを倒すことのみを目的として造られた兵器なのだ」

 そして

「モビルアーマーはパイロットを必要としない。自分で考え自動で戦う、だからこそヤツはためらいなく街を破壊し、人を殺戮することができる」

 AIってやつでしょうかね?

 近い将来、現実でも…。


 そこへ『イオク』が現れます。

「貴公に謀反の気ありと情報を受け、こうして火星まで追ってきたのだ」

『マクギリス』の制止も聞かずに採掘場へ『イオク』のMSが近づきます。


 そして…モビルアーマーが目覚める。

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