第34話 ヴィダール立つ
「浮かれているのかもしれないな。ようやくこいつと共に戦えることに」
『ラスタル』からコロニー鎮圧を命じられた『ヴィダール』
『ガンダム・ヴィダール』『アイン』をシステムに組み込んだ機体。
同じ名を語る仮面の男。
火星に戻った『鉄華団』
三機目の『ガンダムフレーム』が届きます。
採掘場から掘り起こされた『ガンダム・フラウロス』
『オルガ』から『マクギリス』の件を聞いた『名瀬』は『マクマード』へ報告へ出向きます。
デカい話過ぎて持て余す幹部連中、その中で『ジャスレイ』は『鉄華団』が好き勝手に決めていい話じゃないと『マクマード』の面子に関わると。
当の『マクマード』も『ジャスレイ』の顔を立てて目の届かないところで好き勝手されるのは面白くない。しかしその利を全部取り上げれば大きな仕事になるとも。
『名瀬』は『マクマード』に『オルガ』の覚悟を伝えます。
「この先、この件でおやじに迷惑をかけるようなことがあれば鉄華団は切ってくれてかまわない。オルガはそういう覚悟です」
『ジャスレイ』は『鉄華団』などどうでもいい、『名瀬』はどう責任取るのかと凄みます。
「そのときは俺が腹を切ります」
『マクマード』は『ジャスレイ』にどう転んでもいいように手は打っておけ、いあっまで通りに…。
『鉄華団』は危ういと思っているのです。
それは『名瀬』も同じ。
「笑って許してやれんのはこれが最後だ。俺におやじは裏切れねぇぞ」
『クーデリア』は追加融資を『ノブリス』に頼みます。
快く請けた『ノブリス』『革命の乙女』が活躍すれば独立運動が加速していく…それは血が流れるということ、自分の理想のために…。
『ノブリス』は卑しい…しかし
「それを分かって融資を頼むのです。私の方がずっと卑しい」
コロニー鎮圧では『イオク』のフォローに手を焼くMS隊、邪魔だから下がれとハッキリ言う『ジュリエッタ』
その『ジュリエッタ』が美しいと賞賛した『ヴィダール』の戦い。
「今はただこいつと戦うのが楽しかった」
「私はあなたには不信感を持ったままです。が、まあこれから共に戦うのに不安はないということは分かりました」
『ラスタル』も『ジュリエッタ』も強い者が好きなのです。
『ジュリエッタ』はそれだけですが…『ラスタル』は?
そして…『アグニカ』の理想の世界を実現しようとしている『マクギリス』
『アルミリア』はよく解らないと言いながら子供の婚約者と自分を笑うものがいない世界かと尋ねます。
もちろんと答える『マクギリス』
「私行きたい、そんな世界に」
「ああ私が連れていってあげるよアルミリア、その世界への扉をこの手で開くときが来たんだ」
彼が誘う世界は…。
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