第31話 無音の戦争
完全にナレーションになった『メリビット』
ウザいようだが、この人が常識人だということを忘れてはいけない。
周りが奇人ばっかなんだ。
火星と連絡hが取れないまま戦争に巻き込まれている地球支部。
『タカキ』のような穏健派じゃ無理なんだ‼
呑気に語っている場合じゃねぇんですよ『タカキ』代表代理。
状況は『マクギリス』の部下が説明しています。
「アーブラウの蒔苗代表が意識不明。外交チャンネルは何者かによって閉ざされ、ギャラルホルンのアーブラウ駐屯部隊も動きようがない」
戦力差はあるようですが、意外にも健闘している地球支部。
『マクギリス』の評価も
「大規模衝突を避け局地戦に終始。戦力の分散投入と撤退のタイミングにはある種の才能を感じる。特に指揮能力はないが機動性に優れた鉄華団の特性を生かして手足のようにコントロールしている」
膠着状態を作り出している…『マクギリス』さんの読みです。
しかし現場は膠着状態は疲弊している。
その疲弊のなか、『ガラン』は隊長と呼ばれるまでに地球支部を掌握しつつありました。
膠着状態は『ラスタル』の采配、経済圏の武力紛争、コレは『マクギリス』の地位を脅かす結果を招きます。
現場は『タカキ』と『アストン』が頑張っています。
『オルガ』曰く「球支部も地球に送った連中もそれなりの人間を選んだつもりだ」
とっくに腹を括っている。
オマエ…無能な社長だよ…。
現場任せの無責任。
火星から地球へ移動中の艦内では『ハッシュ』が息巻いております。
休めと言う『三日月』
「今のうちだよ。地球へ行ったらたぶん休めないから」
そう戦争は長引くと覚悟しているのです。
『オルガ』に染まっている『ユージン』
「三日月の言うとおりだ。いいかお前ら‼ あれこれ、ねちねち考える暇があったらきっちり寝とけ、見えない明日で今日をすり減らすんじゃねぇ。たとえ明日が地獄でもそんときゃてめぇらの力でしぶとく生き延びようぜ!それが鉄華団だ‼」
チンピラってこういう感じ。
『ガラン』と『ラディーチェ』は地球支部の子供を犬と同じと罵ります。
その『ガラン』を頼るしかない『タカキ』
そんな膠着状態に痺れを切らしたのは意外にも『マクギリス』でした。
准将出撃‼
「思わぬ展開だな。ヤツの地位も名誉も帳消しになるまで何年でも遊んでやるつもりだったが。俺のゲイレールとお前たちのシャルフリヒターをすぐに用意しろ。それと!鉄華団をたたき起こせ‼」
『ガラン』も出撃するようです。
モグラたたきの膠着状態を打破できるか第一部の仮面の男『マクギリス』
第二部の仮面の男は面倒なMSに手こずっているようだぞ‼
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