第25話 鉄華団

「またお前か‼クランク二尉を手に掛けた罪深き子供‼」

「誰?そいつ」

「貴様~‼ぐっ‼」

「ちょっと、じっとしてろ」


『オルガ』から任された『アイン』の足止め。

 第一クール最終話が始まります。

 桜雪、ここで初めてOPが刺さります…最後のサヴァイバー‼


「マクギリス、なぜ?意味が分からない。理想?お前は何を」

 声で『マクギリス』と気づいた『ガエリオ』の問いに答える『マクギリス』

「ギャラルホルンが提唱してきた人体改造は悪であるという思想を真っ向から否定する存在を、ギャラルホルン自らが生み出した」

 この前は英雄と言い、今度は…

「アインは組織の混乱した内情を示す生きた証拠だ。彼の姿は多くの人の目に忌むべき恐怖と映るだろう」

 絶句する『ガエリオ』


『バルバトス』と『グレイズ・アイン』の戦闘を見ていた兵士は『アイン』を「悪魔」と呼びます。

 そんなことは、どーでもいい『アイン』自らが完全な『阿頼耶識』だと言い『三日月』を出来損ないと言い放つ。


 一方、『マクギリス』は『鉄華団』は革命の乙女を守った英雄となり『蒔苗』の勝利は『アンリ』『イズナリオ』の癒着を晒し『ギャラルホルン』の歪みも露見、監視という建前も維持できなくなると、『ガエリオ』へ告げます。

『アイン』の誇りを汚したと動揺しながらも激怒『ガエリオ』

 言葉を続ける『マクギリス』『セブンスター』第一席の娘『カルタ』が死んで力関係も崩れ、自分は『ボードウィン』も自分が継ぐ…それは『ガエリオ』を殺すということです。

 でも婚約者『アルミリア』は任せろりロリ♪

 長ゼリフ喋りながらも淡々と『キマリス』を斬りつける『マクギリス』

 絶望か怒りか『ガエリオ』涙しながら力の差を刻まれ『キマリス』沈黙。

「ギャラルホルンを正しい方向に導くためには、お前とアインが必要だった。そしてお前は私の生涯ただ一人の友人だったよ。後は頼んだぞ、鉄華団」


『アイン』にボロボロにされた『バルバトス』

『クランク』はオマエ達を救おうとしていたと叫ぶ『アイン』に、

 死にたがっていたと返す『三日月』

「罪?救う?それを決めるのはお前じゃないんだよ。おいバルバトス、いいからよこせ、お前の全部」

『三日月』の言葉に呼応するかのように『バルバトス』の目が光る。

 リミッターを外したように反応速度を上げる『バルバトス』しかしフィードバックで『三日月』目から鼻から出血…まさに悪魔との契約。

「まだだ、もっと…もっと…もっとよこせバルバトス‼」


 議会に送り届けられた『蒔苗』表明の場を『クーデリア』に譲ります。

 仕事をやり遂げた『オルガ』

「もう死ぬんじゃねぇぞ‼こっから先に死んだヤツらは団長命令違反で俺がもっぺん殺す‼だからいいか、なんとしてでも這ってでも、それこそ死んでも生きやがれ‼」

『クーデリア』は『ギャラルホルン』いや『地球圏』『火星圏』の歪みを訴えます。

「火星と地球のゆがんだ関係を少しでも正そうと始めたこの旅で私は世界中に広がるより大きなゆがみを知りました。そしてゆがみを正そうと訪れたこの地もまたそのゆがみに飲まれようとしている。しかしここにいるあなた方は今まさにそのゆがみと対峙し、それを正す力を持っているはずです。選んでください誇れる選択を、希望となる未来を」


 そして圧されている『三日月』に向かって吠える『オルガ』

「何やってんだミカー‼」

 駆逐されかけた『バルバトス』装甲は剥がされ、フレーム剥き出し。

 息を吹き返した『三日月』が『アイン』を仕留めます。

「うるさいな。オルガの声が聞こえないだろ」

 そして停戦信号があがる。


『蒔苗』の再選が決まり『オルガ』と夕日を眺める『三日月』


 そして…

『イズナリオ』を亡命させ『ファリド家』は自分が守ると言う『マクギリス』に拾ってやったことを忘れるなと念を押す養父を鼻で笑う。


『マクマード』と『ノブリス』は火星のハーフメタルの利権を巡る化かし合いが始まる。

『アルミリア』とロリロリする『マクギリス』その右腕だと元気な『トド』

 死んだと思った『アジー』『ラフタ』も生還、『名瀬』の元へ…まさかの軽傷。


『名瀬』に頭を下げる『オルガ』

 その弟分に覚悟を教えます。

「あいつらはお前の作った場所で散っていった。張れよ、胸を。今生きてるヤツのために、死んじまったヤツらのためにも、てめぇが口にしたことはてめぇが信じ抜かなきゃならねぇ。それが指揮官としての、団長としての覚悟ってもんだろ」


『三日月』は後遺症で右目の視力が弱り、右腕が動かせなくなりました。

 地球に残る『クーデリア』とは、ここでお別れです。


『オルガ』が『三日月』に尋ねます。

「なあミカ、次は何をすればいい?」

「そんなの決まってるでしょ」

「ああそうだな。帰ろう」

「うん………火星へ」


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