ガンダムってキャラ濃いよね

第22話 まだ還れない

　しっかりとボーイズに回収された『カルタ』コクピットで放心状態。

　怖かったね…マジで。

「カルタ様を回収できただけでも僥倖だ。この方さえいればいくらでも再起はできる」

　そのとおり、『セブンスター』第一席『イシュー家』の一人娘です。

『カルタ』がいればボーイズは健在なのです。

　失った場合…解散です。

　雨にかき消されることのない『オルガ』の悲しき咆哮からOP

『ビスケット』の死を受け入れようとする『鉄華団』

『シノ』が一緒に帰ろうと遺体へ話しかける、まだ帰れない『三日月』が代わりに答えます。

『カルタ』の独断で『蒔苗』を島から出してしまった『イズナリオ』『カルタ』の後見人であり『マクギリス』を政略ロリ結婚させようとしているわけで…今回の件を『アーブラウ』の女性議員代表『アンリ』代表を退いた『蒔苗』の次期代表と目されているババア…女性に心配するなと言い含めます。

『イズナリオ』は彼女を利用し『アーブラウ』の実権も握ろうとしています。

　止まらない権利欲。

『地球外縁軌道統制統合艦隊』を指揮していた『コーリス』どっかで？『オーリス』の兄です。

　とりあえず『カルタ』にブチ切れられます。

　統制局からの帰還命令を無視して追撃を命じる『カルタ』でしたが『イズナリオ』の名がでたことで追撃は諦めます。

　彼女は『イズナリオ』の後ろ盾在りきの指揮官なのです。

「引き裂いてやるわ‼」

　届かない捨て台詞を吐いて場面は『ガエリオ』へ。

　さっさと『アイン』に『阿頼耶識』を施したい『マクギリス』

『カルタ』の失敗と『蒔苗』『クーデリア』の事を『ガエリオ』に話します。

　自分達の庭で『鉄華団』が消息を絶った事実を認められない『ガエリオ』に『ギャラルホルン』は腐敗していると告げる『マクギリス』『アイン』のような男こそ『ギャラルホルン』の本質だと返す『ガエリオ』

　そして『マクギリス』が案内したのは『阿頼耶識』の研究施設。

「示すんだ。身を捨てて地球を守ったギャラルホルンの原点を。お前と阿頼耶識をまとったアインとであの宇宙ネズミどもを駆逐し我々こそが組織を正しく導けるのだと分からせてやれ」

『ガエリオ』坊ちゃまを優しく煽るのです。

『鉄華団』の志気が低下していることを心配する『蒔苗』『オルガ』がダメなら『自分だけで送ると言う『クーデリア』送り届ける策を語るのですが…その場合アンタが頼るのは『モンターク』こと『マクギリス』です…思うつぼです。

　凹む『オルガ』の前に立つ『三日月』

「オルガ、次は俺どうすればいい？」

　胸ぐらを掴んで凄むように尋ねる『三日月』

「ねえ何人殺せばいい？あと何人殺せばそこへ着ける？教えてくれオルガ…オルガ・イツカ、連れていってくれるんだろ？俺は次どうすればいいんだ？」

　ビビったのか逆ギレ気味に答える『オルガ』

「ああ分かったよ‼連れてってやるよ‼どうせ後戻りはできねぇんだ、連れてきゃいいんだろ‼途中にどんな地獄が待っていようとお前を、お前らを俺が連れてってやるよ」

　突き飛ばされた『三日月』満足したように笑い答える。

「ああそうだよ、連れてってくれ。次は誰を殺せばいい？何を壊せばいい？オルガが目指す場所へ行けるんだったらなんだってやってやるよ」

　怖ぇよ…。

　皆の前で宣言しちゃう『オルガ』

「誰であろうが前に立ちはだかる奴はぶっ潰す‼」

『オルガ』立つ‼

　でも頼るのは『三日月』