第19話 願いの重力
『モンターク商会』の仮面の男、名は名乗りません。
『モンターク』でいい、それが真実の名だ…いや、オマエ『三日月』にチョコの人って…まぁいいけど。
「はい。今まで以上の苦難が待ち受けていると思いますが、どうか地球に私を送り届けてください。そこから先は私が皆さんを幸せにしてみせます。約束します」
『クーデリア』は『オルガ』と約束しました。
案外、簡単に『フミタン」ショックから立ち直りました。
『カルタ』と『ガエリオ』が通信で罵りあう…というか一方的に『カルタ』が喚き散らかす。
『マクギリス』の悪口も止まりませんが彼の事が大チュキチュキ♡なのです。
「統制局の連中にお飾りだなんだと言われてきた私たち…」
自覚があったんだ『カルタ』嬢。
その『マクギリス』地球で幼き婚約者とロリロリしていることになっているのですが…。
「他者の心を掌握しその先の行動を操るのは容易だ。過去をひもとく、ただそれだけで対象者がつかむ選択肢の予想は簡単につく。嫉妬、憎悪、汚辱に恥辱。消えない過去に縛られて輝かしいはずの未来はすべて愚かしい過去の清算のみに消費される。それは私とて同じこと。鉄華団…君たちの踏み出す足は前に進んでると思うか?もし本気でそう信じているのなら見せてくれ私に」
仮面枠の人は独り言が長いのです…。
『カルタ』嬢『イサリビ』一隻に何隻投入したの?
完全に叩き潰す気です。
しかし無能な『カルタ』次々と艦を落とされていきます。
所詮、実戦経験がないのだから…まぁ…それでも…ねぇ?
その『イサリビ』指揮は『オルガ』ではありません…『ユージン』『阿頼耶識』の反動が凄まじかったようで鼻血がとんでもない量フィードバックしてしまいましたが包囲を抜けます。
何気に優秀。
『カルタ』たまらずMS投入。
『鉄華団』も『三日月』『昭弘』『シノ』出撃、『ラフタ』『アジー』が援軍に駆け付けます。
この作戦に組み込こんでもらった『ガエリオ』『アイン』は『三日月』と交戦します。
しかし『ガエリオ』を庇って『アイン』瀕死…これからが彼の真骨頂となるのです。
『オルガ』はシャトルで大気圏へ…ガンダムだな~。
『地球外縁軌道統制統合艦隊』MS隊がフォーメーションを組んで『バルバトス』に向かってきます…だが…やはり軍隊ごっこ相手になりません。
しかも『モンターク』まで参戦してきたのです。
通信空手の型だけやってきたヤツが喧嘩屋に挑むようなものです…。
『カルタ』の顔に泥を叩きつけて、地球へ降下したのです。
大気圏突入の戦闘はガンダムだ‼
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