第18話 声

 包囲された『イサリビ』絶体絶命の窮地を救ったのは『クーデリア』でした。

 彼女の言葉、姿が『ギャラルホルン』を止めたのです。

「ギャラルホルンに私は問いたい。あなた方は正義を守る存在ではないのですか?これがあなた方の言う正義なのですか?ならば私はそんな正義は認められない。私の発言が間違っているというのならば、かまいません、今すぐ私の船を撃ち落としなさい‼」

 無責任な‼

 臨戦態勢に入った『三日月』を『オルガ』が止めます。

 窮地を切り抜けた後、賭けに勝ったと言いましたが…無責任な‼

 しかし『三日月』は『クーデリア』の見方を変えたようです。

「俺たちが必死になって一匹一匹ぷちぷち潰してきたヤツらを声だけで止めた」


『タービンズ』と合流した『鉄華団』の元に『モンターク商会』が乗り込んできます『名瀬』が対応している頃、『ガエリオ』は頭を下げたくない相手と会う覚悟を決めたようです。

『アイン』の思いを受け『鉄華団』は自らの手で倒したい…そのために。


『モンターク商会』を名乗る仮面の男は『クーデリア』の支援を申し出ます。

 見返りは…「革命成功の暁にノブリス・ゴルドン氏とマクマード・バリストン氏が得るであろうハーフメタル利権」色々と裏の事情も知っている。

 そこに1枚噛ませてほしいということです。

 そんな交渉の脇で差を感じる『オルガ』自分達は知識も経験もないガキだと思い知るのです。

 その交渉の場に顔を出した『三日月』一目で仮面の男を『チョコの人』と見抜きます。

 つまり『ギャラルホルン』の『マクギリス』なのです。

「私は腐敗したギャラルホルンを変革したいと考えている」

 これは本心です…100%ではないものの。


『ガエリオ』が頭を下げたくない相手『カルタ・イシュー』『地球外縁軌道統制統合艦隊』司令官。

 軍隊ごっこに興じている、お嬢様です。

『鉄華団』を潰すと息巻きます。


『名瀬』から『モンターク商会』の申し出は危険な賭けだと言われた『オルガ』しかし他に手はない…『クーデリア』は『モンターク商会』を利用すると言い切ります。


 なんか勢いで事が進んでいく『鉄華団』

『フミタン』を失った『クーデリア』暴走気味なのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る