第13話 葬送
『ブルワーズ』の艦に潜入した『シノ』怯えるように固まって身を寄せる『ヒューマン・デブリ』の少年達を見つけます。
「ここもガキばっかりかよ…大丈夫、俺たちは敵じゃねぇ。行くぞ…ったく」
ところが少年兵の一人が『鉄華団』に発砲。
反社的『ダンテ』がマシンガンを発砲してしまいました。
『シノ』は、おそらく撃つなと言いたかったのでしょうが…間に合いませんでした。
一方、潰された『昌弘』を助けようと『昭弘』はコクピットをこじ開け、手を伸ばします。
「どうして俺を庇った?」
怒鳴るように弟に問う『昭弘』
「なんだろう不思議なんだ痛いはずなのに、すごく…でも頭ん中すぅ~ってして」
瀕死の『昌弘』『阿頼耶識』かと『昭弘』、アドレナリンでも放出しているのでしょうか?
「知ってる?人間は死んでもね、魂が生まれ変わるって、うそみたいな話」
『三日月』に追われる『クダル』
「胸くそ悪い‼命を懸けてもただの囮にすらなれない‼煮ても焼いても揚げても食えないゴミクズだよ」
ホントに救えない男です。
『ラフタ』と『アジー』は他の『マン・ロディ』を『昭弘』から遠ざけようとします。
ヒューマン・デブリは、こうやって死んだと言う『昌弘』
そんな瀕死の『昌弘』に、また俺の家に産まれ変わるんだと言う『昭弘』
笑いながら「ふふっ生まれ変わりが本当か嘘か、それももうすぐ分かるよ。先に確かめてくるね兄貴…兄ちゃん」
『グエル』を追い詰める『三日月』装甲の隙間を狙ってくる『三日月』薄い刃の使い方を理解したようです。
そして、どんな気分かは知りませんが無表情なまま妙に冷静な『三日月』
『グエル』が叫びます。
「オマエ、楽しんでるだろ‼人殺しを」
「俺が楽しんでいる? まっいいか、コイツは死んで、いい奴だから」
楽しんでいるかは知りませんが、躊躇いはない。
『グエル』逝く…そしてOP「レイズユァフラ~…」
そして場面は地球
『マクギリス』と『アルミリア』の婚約?パーティです。
「イズナリオ様は妾の子をうまく使ったものね」
「ふっ、ボードウィン家の愛娘を迎え入れたとなれば、セブンスターズ内での立場もより強固となる」
『アルミリア』はパーティ会場の大人の女性に気後れします。
彼女は本当に『マクギリス』が好きなのです。
心無い言葉に一人窓辺で泣く『アルミリア』をそっと抱き上げる『マクギリス』
「今夜は特別な夜だ。全てを忘れ、これから起こる運命さえも忘れ踊り明かそう」
目は遥か未来を見据えているような『マクギリス』
ロリロリです。
『ブルワーズ』艦内の制圧は大方終わったようで、捕縛された『ヒューマン・デブリ』の少年兵に『オルガ』が優しく声をかけます。
「火星は良い所でもないが、ここよりはマシだぜ。本部の経営も安定してきたしな。飯にもスープが付く」
『オルガ』は『名瀬』に彼らを『鉄華団』で預かると話をしてありました。
当然『昌弘』の件も…。
卑屈になる彼らを『オルガ』は賛美します。
「宇宙で生まれて、宇宙で散ることを恐れない、誇り高き選ばれたヤツらだ…鉄華団はお前たちを歓迎する」
一人泣いている『シノ』
自分が不甲斐ない…自分が死んだほうがマシだと。
そんな『シノ』に『三日月』が声をかけます。
「ダメだシノ、そういうのはこいつらに失礼だ」
『シノ』の前には潜入で死んだ『鉄華団』のメンバーの遺体が入っているであろう袋。
『名瀬』の前に連れていかれた『ブルック』
『オルガ』は『ブルワーズ』の艦とMSを全部奪います。
戦力補強と思いきや『オルガ』は全部売ると言います。
『昭弘』の気持ちを察しています。
『グシオン』『マン・ロディ』彼にしてみればツライMSだと思ったのです。
『鉄華団』のメンバーも賛成したのです。
『メルビット』から葬式の提案、『オルガ』は笑いますが、『シノ』はやりたいと言い『昭弘』もやると…しかし『オルガ』は納得していません。
『メルビット』は『オルガ』を窘めます。
正直、葬式が何かも知らない連中ばっかりなのです。
そして始まる宇宙葬。
「死んだ仲間の魂があるべき場所へ行って、そんでもってきっちり生まれ変われるようにな」
『オルガ』の号令で始まった宇宙葬。
放たれる弔砲…アンタ達…追われている自覚ある?
葬式も終わりMSの売却先も決まったとき『昭弘』が『オルガ』に『グシオン』を、くれといいます。
『昌弘』と一緒にいたい…それがツライ思い出でも。
弟の命を奪ったMSを弟の思い出だという『昭弘』
そして『グエル』の言葉を思い出している『三日月』
振るえる手を『クーデリア』に気づかれ、今日は変だと自分で言います。
『クーデリア』は、そんな『三日月』を抱きしめます。
そして『名瀬』の真似をしてキスする『三日月』
「ギャラルホルンに虐げられている民衆たちは美しき革命家の登場を待ち焦がれている。うむ決めた、クーデリア・藍那・バーンスタインの死を飾る舞台は、コロニーだ」
でけぇ独り言『ノブリス』
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