第48話 ロザミアの中で

 月面都市『グラナダ』に落ちようとしている『アクシズ』

『アーガマ』は、その『アクシズ』に取りついています。

 地味な破壊しか手がないという状況、完全阻止は諦めている『ブライト』

 この状況を作り出したのは自分だと『ハマーン』を撃ち損じたことを嘆きます。

 それをドンマイで済まそうとする『クワトロ』

「もし、このままアクシズがグラナダに落ちたら、僕の責任です。僕がハマーンを殺せなかったから」

 落ちそうなのです。

「ハマーンが死んでもアクシズは。気にするな。キュベレイを動けないようにしただけでも、カミーユは十分やった」

 落ちること決定?

 地球に落とそうとする前振りです。


 そんな『カミーユ』を休ませようとする『ブライト』

『クワトロ』

「カミーユ・ビダンか。良い方向に変わっている様だが」

 オマエ、ほんと何言ってんの?

 自室に戻る途中でパンを咥えた転校生とぶつかる的なシチュで『ファ』とぶつかる『カミーユ』

 戦争が終れば元に生活に戻れる?と聞いた『ファ』に答える『カミーユ』

「元通りにはならないさ。俺は自分の役目が解って来たから」

 全然、良い方向に変わってませんよ『クワトロ』さん、彼、刺し違えてもって顔ですよ。


『ドゴスギア』では『サイコガンダムMK-Ⅱ』に乗る『ロザミア』そのわきに新しいお兄ちゃん『ゲーツ』の『バウンドドック』MSデッキでは『ヤザン』隊が待機しています。

 単騎で『アクシズ』に突っ込んでくる『ロザミア』標的は『Z』1機のみ。


『アーガマ』のクルーは『アクシズ』破壊に頑張りますが火力不足…そこへ『ロザミア』が発砲…もう手伝ってもらえばいいじゃん…高火力ですよ『サイコガンダムMK-Ⅱ』


 そんな中『バスク』の『ドゴスギア』を襲う『レコア』率いる『シロッコ』軍。

 迎撃は『ヤザン』隊と『ゲーツ』この『バスク』の判断ミスが致命的なのです。


『カミーユ』も『ロザミア』の気配を感じますが『ロザミア』とは気づいていない様子、おそらく調整で別人のような感じがしたのかもしれません。

 鈍いだけかもしれません。

 迎撃にでます。

 頭脳プレイで『サイコガンダムMK-Ⅱ』を抑え込みます。

 コクピットから下りる『ロザミア』いきなり発砲です。

 調整成功です。

「やっぱりロザミィじゃないか」

 オマエ、さっきまで『フォウ』?とか言ってたよな‼

「お兄ちゃん?」

 調整失敗です。

 そしてオカルト現象が…『フォウ』の声が『ロザミア』を通じて…?

「どうした? Zのパイロットを追いかけて…うっ‼」

『アクシズ』の街で色々見失う『ロザミア』

『ファ』と遭遇しますが

「私ファなのよ、ロザミィ」

「何で、お前がファなのだ?」

 バ〇ボンのパパか‼

『ファ』の手の中のヨーヨーに興味津々な『ロザミア』猫か‼

 2人を見つける『カミーユ』

「私はロザミアだ、ロザミィじゃない」

 駆けだしていく『ロザミア』

 それを『フォウ』と呼ぶ『カミーユ』

 もうNT能力が暴走しているのでしょうか?

 それとも酸素薄いんじゃない?


 そんな頃『ドゴスギア』では『レコア』が『ゲーツ』と交戦中。

『ロザミア』に気を取られる『ゲーツ』

 自ら『サイコガンダムMK-Ⅱ』の足を破壊して脱出した『ロザミア』泣きながら四方八方へ乱射‼

『ロザミア』を通じて感じる『フォウ』『サラ』の思念。

『アーガマ』へ突っ込む『ロザミア』

「可愛そうだが直撃させる‼」

 えっ?

 有言実行、コクピットを貫く1発、放り出された『ロザミア』

 作品によっては生存フラグなのですが…T監督の作品は違います。

「見つけたお兄ちゃん」

 ちゅどーん…。


『ロザミア』の死を感じた『ゲーツ』も動きを止めてしまいます。

 フリーの『レコア』『ドゴスギア』を綺麗に撃沈です。

 やっと『バスク』が…逝ったね。


 地道に通信を繰り返していた『アーガマ』『グリプス』のレーザーが間に合い『アクシズ』の軌道を逸らすことに成功するのです。


 戦闘終えて『カミーユ』

「ニュータイプも強化人間も、結局何もできないのさ」

「出来る事と言ったら、人殺しだけみたいだな」

『ファ』に対し、そんな事を口する『カミーユ』

 黙って立ち去る『ファ』

 微笑んで近づいてきた『クワトロ』

「あまり気にするな」

 オマエ…ほんとダメだな。


「気にしてなんていませんよ。気にしてたら、ニュータイプなんてやってられないでしょ」

 悟って様な顔で笑う『カミーユ』に、しくじったなって顔の『クワトロ』


 ニュータイプは人殺ししかできないと諦めた『カミーユ』には、かつての『アムロ』を見てしまいそうです。










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