第45話 天から来るもの
ここら辺から人死にが加速します。
『アクシズ』は『ゼダンの門』へぶつける軌道に乗っているわけで『ティターンズ』には回避手段はありません。
もう『ゼダンの門』は諦めるしかないのです。
『ハマーン』は居住区を切り離して空にした『アクシズ』をぶつけるつもりです。
『逆シャア』で忌まわしき記憶と共に…と『シャア』が『アクシズ』を落とそうとしましたが『ハマーン』も同じような気持ちなのかもしれません。
『エゥーゴ』の役目は『アクシズ』が衝突するまでの間『ティターンズ』艦隊を宙域外に出さないことです。
当初から『バスク」は拘っていましたが最大軍事拠点としての『ゼダンの門』なんか簡単に放棄するので拍子抜けです。
『アーガマ』では『カツ』が、やさぐれています。
『カミーユ』が『サラ』を『シロッコ』から引きはがそうとするのは善意です。
『フォウ』『ロザミア』では叶いませんでしたから…せめて天然物のNTは釣り上げたいのでしょう。
そんな状況を高みの見物『ハマーン』
「よし、良好だな。どれほどの戦力がゼダンの門と共に宇宙の塵となるか楽しみだな」
『エゥーゴ』は『アクシズ』に獲り込まれ、『ティターンズ』が崩壊すれば文句なし。
この状況を読んでいた『シロッコ』は『ジュピトリス』宙域から離れていました。
『レコア』を残して…。
彼女は『サラ』奪還の命で『パラス・アテネ』を与えられておりますが…潜伏には不向きな重火力型の目立つMSです。
どちらかといえば強襲型のような気もします。
とはいえ『アーガマ』の後を、やすやすと取るあたりは、さすがと言うべきなのです。
その気なら『アーガマ』を落とせたのですが…『カミーユ』の思念が邪魔をします。
本音は躊躇いもあるし、『サラ』を脱出させなければならなかったりもします。
ホントに気分屋。
落とさない程度に発砲して『サラ』に脱出のチャンスはつくります。
『ファ』の『メタス』も迎撃にでますがアッサリ抑えられます。
縺れながら『レコア』味方の『バーザム』を2機落としています。
アンタ…そんなにフラフラしてるなら『アーガマ』戻れよ。
そして『ファ』も見逃す…アンタ…見逃しすぎ。
混乱に乗じ『サラ」またも脱出成功。
『ボリノークサマーン』も回収。
しかし『カツ』と対峙してしまう。
「今なら撃たせてあげるわ」
『カツ』…撃てません。
そのころ『ジェリド』は『バイアラン』で『ドゴスギア』の進路を確保中。
『レコア』を追う『Z』を見つけるや否や交通整理の任を放り出して食いつきます。
こういうヤツなんです。
しかし今回の『ジェリド』は『カミーユ』の援護に来た『アポリー』の『リックディアス』を落とします。
そして頭部の脱出ポッドは作動しない約束の『リックディアス』と共に戦死。
欠陥あるんじゃないか?
衝突の余波で艦を1隻鹵獲する『エマ』さすがです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます