第95話 次はこれを読んだ

 やあ、おいらです。


 なんだか、今日はアンニュイで朝、起きてから午後四時過ぎまで、ぼんやりとテレビを眺めていました。

 歯が痛いです。前々から咀嚼をすると、痛みが出るので、そのうちひどくなるだろうと思っていましたが、ついに破滅の時がきたようです。応急措置として、冷水を口に含んで幹部を冷やすと、いくらか痛みが弱まります。しかし完全には痛みが消えないので、水をどんどん口に含みます。でも、いつまでも水を含んでいるわけにもいきませんので、飲み込んでしまいます。今日は水を何リットル飲んだことでしょう。水の飲みすぎは体に良くないって誰かが言っていたような。しかし、体調面での支障はありませんでした。

 まあ、歯医者に行けば良いのですが、くどくて申し訳ございませんが、おいらには歯医者にかかるお金がない。

 もうヤケになって、痛む箇所をギリギリと歯ぎしりしました。そうしたら、あら不思議。歯の痛みが消えてしまいました。なんでだろう? まあ理由はともかく痛みが去ったので、とりあえずはよかったよかった。きっと歯の根元が露出して神経が顔を出していたのでしょう。それを歯ぎしりで強引に歯茎の中に押し入れたのではないかと推測していますが実際にはどうなんでしょう。とにかく、ご覧の皆様は我慢せずに歯医者に行きましょうね。


 で、今日の本題。夕方、テレビのスイッチをいい加減に切って、読み出したのは伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』という連作短編集でした。殊の外、面白かったので、歯の痛みをこらえつつ、数時間で一気読みしてしまいました。最近、伊坂さんとの相性が良くなかったので、どうかなあと思ったのですが、伊坂さんお得意の一話の主人公が、他の一編に顔を出したりして、最終的にはみんな繋がっているという、おいらがゾクゾクする内容でした。でも、この小説の長いタイトルは一体どういう意味なんでしょう。たぶん、クラシック音楽に関係あるんだと思いますが、おいら、全くの頓珍漢なので、わかりません。全然、音楽と関係ないかもしれません。

 何れにしても、最近読んだ伊坂作品の中では、最高に面白かったです。まあ、読書の好みは人それぞれ、無理にお勧めはしませんが、伊坂作品に触れられたことのある方は、一読の価値ありですよ。


 それはそうと、このところ、本が読める読める。こんな嬉しいことはありません。他のことは最低最悪の状態が続いています。明日は区役所のジョブスポットで、面接なんですが、正直行きたくありません。コーディネーターとの相性が悪いのでストレスが溜まるのです。向こうも「面倒臭い」やつだと、おいらを思っているでしょう。

 もうヤケになって、コーディネーターと喧嘩してみようかしら。でも、ダメですね。おいらは気が弱すぎます。病的です。でも、キレちゃったら誰がおいらを捕捉するんでしょう。

 憂鬱が、また心を占めます。


 今年の桜を見ることができるのでしょうか?

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