第93話 年が明けて

 やあ、おいらです。


 今年は喪中で、慎んで暮らさなければなりません。それにツレが公休日で家にいるので本も読めません。ましてや、カクヨムなんぞ閲覧していては「あんた、まだそんなことやってんの」と嫌味の一つも言われかねません。いや、正直に書こう。言われました。

 さて、カクヨムには中毒性がありますね。煙草はやめられるけど、カクヨムはどうかな? 小説が書けなくなって、エッセイもどきも書けなくなったら、おさらば、バイバイと退会ボタンを押せるのかな。


 まあこれを書いているのは元日の夜十時前なんですけど、今日は一日の大半を日テレ見て過ごしましたわ。別にとっても見たいわけではなく、惰性で見ていたというのが正解でしょう。おいらがテレビを見ている分には、嫌味を言わないツレなのであります。


 こっそりと、MacBook Airを開いて、カクヨムの近況ノート一覧をのぞくわけであります。そうしたら、ほとんどが、あけましておめでとうというわけ。つまりませんな。近況ノートに時候の挨拶は不要な気がします。自作の宣伝の方がまだマシだ。おいらは友達がいないから年賀状の一つもこないけれど、そういう人たちはたくさん、年賀状をもらっているのかな。


 誰かの受け売りだと思いますが、近況ノートは一種のSNSなんだな。親交、交流の場所になってる。あとはダイレクトメールみたいのがついたなら、立派な長文を書けるTwitterですね。ああ、SNSのこと、何にも知らないのに、カッコつけて、書いちゃった。おいらは、ダメダメ、お気楽キャラでなければ。


 今年は紙の本、文庫本を読もうと思います。去年は読めなかったあ。集中力ってやつが、どうしても少なかったような気がします。集中力がないと本は読めない。今日はツレがいたから本を読む時間はなかったけれど、明日からはいないので、じっくり読める。読もうと思っているのは麻耶雄嵩さんの『貴族探偵対女探偵』麻耶さんの作品は正直、わけのわからないものが多いのですが、なぜか、新刊文庫が出ると読みたくなってしまうま。これぞ、麻耶雄嵩中毒ですね。危険ですから、みなさん、麻耶作品に手を触れないように。

 なんて書いたら、全国の麻耶ファンに殺されそうだ。

 ただ、徳間書店から出ている『化石少女』を買っていないんだよなあ。徳間といえば、カルチャーコンビニエンスクラブに買収されたんですよね。おいら、CCC嫌い。大っ嫌い。あの会社は書籍というものを文化財として全く考えていなくて、商売の道具としてだけ考えている。企業だから、ある程度の利益を上げなければいけないことはわかっているけど。露骨に利益を上げることだけ考えているハイエナみたいな魂胆が許せない。むしろ、ハイエナたちに例えとして使ってごめんなさいと言いたい。具体的にいえば、アウトソーシングしている、図書館の蔵書の悪さ。売れ残りの商品を棚にぶち込んでいるんだから、ひどいもんだ。


 ああ、本屋でまた働きたいな。軽作業も、清掃員もやだ。でも無理なんだ。それはわかっている。でも、祈ってしまう。どこかに、後継者を望んでいる、町の本屋さんがいて、おいらのことに気が付いてくれることを。


 なんてことを思っていたら元日ももう少しで終わり。そのうち、今年もあっという間に終わってしまうでしょう。

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